午後3時半ごろ、「埼玉県に大雨洪水警報」という気象情報を聞き、「ほんまかいな?」と思いました。部屋から見える南の空には青空が広がっています。
しかし、外に出て北の空を見てみると、鼠色の雲が激しくうごめいている。風もなんだか不穏だ。
中に入って、「これは降るね」と話すと、家内は「じゃ、降る前にちょっと行ってくる」と図書館へ。
私も酒屋方面への用があったので、急遽出かけようとバイクを構えていると、早くもポツリ、ポツリ。強い風も吹き始めた。
「ああ、もう……」と思い、慌ててバイクにカバーをかぶせ、家の中に引き上げました。すると、すぐに激しい雨。しょうがないので、仕事の続きをしていると、「ただいま!」といって息子が帰ってきました。びしょ濡れになってヘラヘラ笑っている。出先から自転車で帰宅中に降られてしまったらしい。これはもう笑うしかないですね。気持ちはよくわかります。雑巾とタオルを用意して、玄関に迎え入れました。
30分もすると、雨は小降りになりましたが、すぐにやむかどうか。無謀にもレインハットだけで出かけた家内のために、雨具を持って図書館へ。「蛇の目でお迎え、うれしいな~♪」の世界となりました。
結局、1時間あまりでやんだので、酒屋方面への用はなんとか済ますことができました。
自転車で走る雨上がりの夕暮れ時は気持ちがいい。濡れてしまった人たちには気の毒でしたが……。