惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

マグロの舌

2005-11-17 20:55:37 | 食・レシピ
 マグロの舌はどんなだろう?
 マグロの目玉を食べるのは知っています。DHCが豊富な健康食品。でも、マグロの舌は……?

 仕事のためにマグロンヌ・トゥーサン=サマ『お菓子の歴史』(吉田春美訳、河出書房新社)を読んでいるのですが、今日、読んだところに「いまから55年前に砂糖菓子作りの名人ベルトメオ・ブランチがスペイン国王のクリスマスのために作った菓子」として「まぐろの舌の砂糖漬け」が紹介されていたのです。
 お菓子というより珍味を楽しむものらしいのですが、マグロの舌は熱を加えてあるのでしょうねえ。甘みと食感で勝負か。コロコロしているのかなあ。
 たとえばブリの兜煮などで魚の頭をほぐして食べることはあります。目玉のまわりのゼラチンの味や食感は覚えがあるけれど、口の中の舌まで食べたかどうか。今度、試してみよう。

 著者の名前に「マグロ」が隠れているのは、日本人だけにわかる偶然なのでしょうね。
 この珍味は「素焼きの美しい壷」に入れられていたといいます。どことなく、一昨日の黒田さんとこの結婚式で出された引き出物を思い出させます。

 あの入れ物には高価な金平糖が入れられていたそうですが、金平糖というお菓子はどれだけ保つものなんですかね。
 実は我が家に、もう何年前にいただいたのかもわからなくなった金平糖があって、今でも時折り口にしたりしています。別に味が変わっているふうもなく、お腹をこわしたりもしないのですが、本当に大丈夫なのか、ちょっと心配。


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3 コメント

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砂糖の塊はその糖度の高さゆえ細菌は繁殖できない... (ざんぶろんぞ)
2005-11-19 12:43:09
砂糖の塊はその糖度の高さゆえ細菌は繁殖できないようです、此の前修学旅行で買った「三十年ものの黒砂糖」を料理に使ってみました、、、問題は無いようです(お前の腹はあてにならん>某友人談)、心太の黒蜜などにもしてみましたが問題ないです、さて「金平糖」なのですが三年前に無くなった祖母から母が貰った「切子硝子製の小瓶」の中身が金平糖なのですが、母曰く戦前から在ったそうです、普通に食べましたが今思えば単純計算でも60年前、、、、、
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 60年前の金平糖! (森下一仁)
2005-11-19 20:24:57
 60年前の金平糖!
 いやあ、すっかり心強くなりました。心配せずに食べ続けます。
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戦国の世では僅か三つぶで小さな砦と交換できたと... (ざんぶろんぞ)
2005-11-20 13:54:46
戦国の世では僅か三つぶで小さな砦と交換できたという金平糖、砂糖の甘みが本当に珍しかったのでしょう、あの信長さえ滅多に口に出来なかったというのに、スーパーで一袋189円、、、、いい時代なんでしょうね。
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