テレビの深夜映画を録画してあったのを観ました。コリーヌ・セロー監督のフランス映画『女はみんな生きている』。
いやあ、出てくる男がどれもこれもどうしようもない奴ばかり。ダメ亭主にバカ息子に非道の親父にパープー兄弟にヤクザたち。
ここまで徹底すると、いっそ爽快ですね。フェミニズム映画というより、異なる生きものとして男を描いているといっていいかもしれません。とても人間とは思えない。
これを観たフランスの男たちはどう反応したんでしょうね。
たぶん、大部分はムキになって憤慨したりせず、「男のサガだからしかたないんだよ」と、女たちに微笑み返したのではないでしょうか。傑作。
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