梅雨空が戻ってきました。おかげで日中も涼しい。
先日、SF大会で出かけた松島について、語り残した話題。
会場だったホテル壮観のすぐ前の海に磯島という小さな島がありました。たぶん埠頭などにするための人工島だと思いますが、今はまだ何も使われていません。
ここがウミネコの繁殖地になっていました。
陸地からは橋が架かっているので、空いた時間を利用して渡ってみると、おびただしい数のウミネコが迎えてくれます。欄干にとまっているウミネコたちの向こうの緑色の部分が島で、そこにも無数のウミネコがいます。
そばにゆくと一斉に飛び立ち、「ミャア、ミャア」と鳴き叫びながら空中で弧を描きます。
島には何羽のウミネコがいるのでしょう? あとでホテルの人に尋ねてみましたが「さあ……」と首を傾げ、「うるさくって」としかめっ面をしていました。
ひと気のない島で鳥たちの視線を浴びていると、どうしてもヒチコックの映画『鳥』(もしくはデュ・モーリアの原作)を思い出してしまいます。なかなかに得がたい体験でした。
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