この秋初めてサンマを焼きました。庭で七厘に火をおこし、うちわでパタパタと。
サンマは近所のスーパーで1尾60円。安くて、美味しくて、ありがたいことです。
サンマは近所のスーパーで1尾60円。安くて、美味しくて、ありがたいことです。
七厘でのサンマ焼きにはもう20年近い年期が入っています。サンマだけでなく、焼きものにはほぼ自信を持つことができた。「今日は焼いてね」と家族にいわれると、いそいそと火をおこします。
基本は強火の遠火ですが、サンマの場合には特に火との間を離さないといけません。焦げてしまうのと、煙でいぶされるのを防ぐため。私は七厘の縁にレンガを置き、その上に網を載せることで対処しています。
もうひとつのコツは、網に皮や身を焦げつかさないよう、何度も細かく魚を動かすこと。とはいっても、裏返してはダメ。しっかり片側が焼けるまでじっくりと、しかし、焦がさないよう注意を払って焼かなければなりません。
この作業に、たれた脂が燃えるのをうちわで煽ぎつづけるのと、焼け具合を確認して裏返すタイミングを見計らう作業が重なるので、結構大忙しです。
しかし、焼きたてを食べる時の喜びは何ものにも代えがたい。秋の至福。これから何度も味わえそうです。
焼きたての秋刀魚というのは、もうこれ以上
手の加えようのない完全な食べ物のひとつ
であると前々から思っていました。
今シーズンもいっぱい食うぞ。
いっぱい食おうぜ!