惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

蝦蟇

2008-03-14 20:42:18 | 季節
 春の雨。
 夕方になって、そろそろ止むかなと甘く見てスニーカーで出かけたのが失敗でした。時折り強く降り、暗くなってくると雷鳴も。足元はぐちょぐちょになってしまいました。

 でも、寒くないのがありがたい。
 暖かくて、あたりが水で濡れたせいか、散歩の途中でガマガエルが這い出して来ているのを見かけました。きっと冬眠から覚めて、体を動かしたくなったんですね。
 見つけた時は歩道をのそのそと歩いていましたが、方向を逆にたどると車道を横断してきたらしい。よくまあ車に轢かれなかったものだ。

 ガマは歩道脇の植木畑を目指しているらしいのですが、畑の縁には高さ30センチほどの石が並べてあって、それを乗り越えなければなりません。傾斜はさほどきつくなく、登って登れないことはないようですが、なんせ雨で濡れているのでつるつると滑るのです。少し登っては、ずり落ちる。これの繰り返し。
 じれったいので、靴をガマの体の下にあてがって、臨時の足場にしてやりました。それでもさっさと登るというわけにはゆきませんでしたが、まあ、何とか這い上がり、反対側へぴょんと飛び降りました。良かった、良かった。

 最相葉月さんが知らせてくださった「星新一公式ホームページ」。星さんの次女のマリナさんが開設されたそうです。
 昨年から星さん関連のイベントや出版が続いていますが、ここを見るとそれらが一覧できます。


ピートモス

2008-03-12 21:33:52 | 園芸
 夕方になって冷たい風が吹きだしたものの、日中はかなり暖か。助かります。

 昨日とは違うホームセンターまで歩いてピートモスの購入。
 昨日、買ったブルーベリーを植えつけるためのもの。土に混ぜて酸性度を高めます。
 ピートモスはミズゴケなどから出来た泥炭を乾燥、粉砕したもの。苗床や土壌改良材として使われるそうです。買うのは初めて。

 だいたいの植物は酸性の土を嫌うので、石灰で中和したりするのですが、ブルーベリーは違うんですね。酸性の土なら、そこらですぐ手に入るとは思うのですが、万一、失敗したら悲しいので、お手本どおりピートモスを使ってみることにしました。
 明日あたり植えつけられるかな。仕事もあるんだけどなあ……。


鰆を焼く

2008-03-11 20:49:21 | 食・レシピ
 予報どおりポカポカと暖かい。
 用があって、いつもより早めに、まだ日が高いうちに散歩に出たのですが、ちょっと体を動かすと汗が出ます。上着は捨てて、トレーナーでホームセンターまで。

 ホームセンターではブルーベリーの苗木を安売りしていました。小さい苗なので、1本398円と手ごろな値段。つい、手が伸びてしまいました。
 ブルーベリーは同一品種だと受粉しにくいので、異なる品種を隣り合わせに植えるとよいのだとか。暖かい土地向きのラビットアイ(兎の眼?)系の「マイヤーズ」というのと「メンデイト」というのを買ってみました。1つの鉢に植え、ベランダで育ててみるつもりです。

 夕方は庭で七厘に火を熾してサワラを焼きました。私が「焼きたい」と言っていたら、家内が奮発して買ってきてくれたのです。
 「魚」扁に「春」と書いて「鰆」。今日のような宵に焼くのに、いかにもふさわしいではありませんか。
 丁寧に焼いて、外は程よく焦げ目がつき塩味がカリッと香ばしく、中はふわりと柔らかくジューシー。美味しくいただきました。

 一昨日、書くのを忘れていましたが、〈遊歩人〉3月号では「特集・至福の缶詰」にもエッセイを書かせてもらっています。
 楽しんで書いたのですが、その楽しさが読む人に伝わりますかどうか……。


仏の座

2008-03-10 19:55:28 | 草花
 未明から雨。
 雨音で目を覚ましたのは6時ぐらいだったでしょうか。それからもう一眠りしましたが……。

Hotokenoza0803  この雨も昼前には上がり、気温はそれほどではないながらも、何となく春めいた気分。
 散歩の足元には、野の花が目につくようになりました。ハコベ、ナズナ(ペンペン草)、オドリコソウ……。
 写真はホトケノザ。上部の丸い葉っぱが、お釈迦様の座る蓮の花に似ているということらしいですね。

 花が咲き、虫が飛び交い、小鳥たちは伴侶を見つけ、春が本格化してきます。


あれもこれも

2008-03-09 21:22:35 | 本と雑誌
 午後は名古屋国際女子マラソンを観て、競馬の弥生賞を観て(マイネルチャールズ優勝は予想的中。馬券は買っていませんが)、その後、自転車で吉祥寺まで本の買出し。今日から始まった大相撲春場所はビデオに録ってあるので、寝る前に観る予定。スポーツ三昧で楽しいような、気ぜわしいような……。

 本の購入は『小松左京自伝』(日本経済新聞社)、円城塔『オブ・ザ・ベースボール』(文藝春秋)など7冊。読みたい本が多くて嬉しいような、困ったような……。

 〈遊歩人〉3月号、発売中――というか、書店で配布中です。新刊紹介のページで次の4冊を取り上げました。

  • 坂口恭平『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(大和書房)
  • 小笠原京『爛漫の時代 浮世又兵衛物語』(新人物往来社)
  • 井上雅彦監修『ひとにぎりの異形 異形コレクション』(光文社文庫)
  • 江坂遊『ひねくれアイテム』(講談社NOVELS)
 『TOKYO 0円ハウス 0円生活』はかなり衝撃的。ゆるい本だけど、インパクトが強い。生き方や文明について、根源的な反省を迫られます。
 『爛漫の時代』は江戸初期の絵師・岩佐又兵衛を主人公にした小説。この人物は筒井康隆さんの『ダンシング・ヴァニティ』にも出てきますよね。一種のシンクロニシティでしょうか。奇妙な気がします。