惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

向日葵

2018-07-09 21:19:56 | 市民農園

 あちこちに入道雲がニョキニョキと湧き上がる夏の青空。
 市民農園へ行くと、我が畑のヒマワリが咲いていました。

 畑には3か所にヒマワリの種を蒔きました。これは2番目に咲いた花ですが、背が高いのです。3メートルはあると思います。もう少し高いかもしれない。

 去年までも、庭の鉢でヒマワリは育てていました。でも、満足のゆく育ち方はしてくれないんですよね。やはり鉢では根の張り方が足りないのでしょう。
 畑でなら、思う存分育てられるぞと思いました。
 これまでの経験で、ヒマワリには肥料がよく効くことがわかっているので、それぞれ、たっぷりと元肥を施してあります。
 でも、やはり量が違ったのか、その他の条件なのか、伸びかたに差が出て、これがいちばん大きく育ったのです。
 茎も、私の腕ほどの太さがあり、まるで木のよう。

 強い風が心配ですが、とりあえず、花が咲くところまでこぎつけ、大満足。でっかいヒマワリは豪快でいいぞ。

 まだ先のことになりますが、11月30日(金)午後7時より調布市文化会館「たづくり」くすのきホールにて、「森下唯 オールアルカン・ピアノリサイタル」が開催されます。
 今回はスペシャルゲストにチェリストの長谷川陽子さんをお迎えし、「ピアノとチェロのための演奏会用ソナタ作品47」も演奏されます。
 本日より、ネットでチケットが販売になりました。こちらからお求めいただけます。なお、プレイガイドでの発売は今月18日(水)からとなっています。よろしくお願いします。


味泥棒

2018-07-08 21:44:30 | 市民農園

 今日の朝イチW杯は、イングランド対スウェーデン戦。
 実力のある大型力士どうしががっぷり四つに組んだような展開になりました。ぐりぐりと力で押し合っているというか。
 結局、イングランドが2-0で勝ったのですが、2点ともヘディングによるものだったのが、特徴的。スウェーデンの惜しかったシュートもヘディングでしたし、大型選手が多い両チームのせめぎ合いがこういう結果になったということでしょう。

 これで4強が出そろいました。準決勝、フランス対ベルギー戦は11日(水)の午前3時から。もう1試合のクロアチア対イングランドは翌12日。いよいよ押し詰まってきた。

 ヒゲの色が焦げ茶色に変わったので、畑のトウモロコシを1本、収穫しました。
 採ったのを見ると、皮の付け根の内側に赤い芋虫がもぐり込んでいます。実そのものは齧られていないようなので、大丈夫かもしれないと、虫をどけて、家へ持ち帰りました。

 オーヴンで焼いて、食べてみると……。

 味が、まったくといっていいほど、ありません。実はいちおうそれらくし並んでいるのに、味が盗み取られてしまってる。
 よく見ると、芯の中央部分に虫が入り込んだ穴があります。たぶん、ここで養分を吸い、大きくなったのでしょう。

 虫は美味しいところをよく知っているものだと、感心しつつ、やっぱり腹が立ちました。
 次のトウモロコシは無事でありますように。


肉屋襲撃

2018-07-07 21:09:34 | ニュース

 今日の朝イチW杯は、フランス対ウルグアイ戦。
 結果は2-0でフランスの勝利でしたが、片時も目が離せない緊迫した良い試合。

 どちらもディフェンスが固く、点がなかなか取れない展開でした。フランスのエムバペ、ウルグアイのスアレス、双方のエースはしっかりマークされ、あまりボールに触れないまま。特にエムベバ選手はいら立った仕草を見せていましたね。
 そんな中で巧さを際立たせたのがフランスのグリーズマン選手。1点目は彼のフリーキックを前方の選手がヘッディングでゴールへ導き、2点目は見事なミドルシュート。ウルグアイのキーパーが両手で弾いたのですが、ボールは意外なブレかたをしたようで、その両手を半ばかわすかのようにコースを変え、ネットに突き刺さりました。この技が勝負を決めたといっていいでしょう。

 もう1試合はブラジルがベルギーに1-2で敗れ、南米勢は姿を消してしまいました。

 準決勝に進んだフランスチームの母国で、肉屋が襲われる事件が相次いでいるというニュース(→「仏で肉屋襲撃相次ぐ 菜食主義者犯行か、壁にメッセージ」朝日新聞デジタル)。
 「ヴィーガン」と呼ばれる極端な菜食主義者のしわざだと見られているようです。

 ヴィーガンは「絶対菜食主義者」であって、普通のヴェジタリアンとは違い、乳製品など動物由来のものはすべて口にしないんだそうです。それで、今回は、他の人たちが肉食をするのもやめさせたいということらしい。

 奇妙な主張だと思う点がいくつもありますが、まず、食べ物を「動物」とそれ以外(植物?)とにわけること。最近の生物分類法を無視しているのでしょうか。
 というか、生きものの中で動物だけを特別視するのが、変。植物も、菌類も、バクテリアも、それぞれ見事な生き方をしているのです。
 こんなことを言う人は、人類がどのように進化してきたのか、哺乳類の誕生あたりから勉強してみてはどうでしょう。

 今朝の市民農園での収穫の写真を載せておきます。

 ミニトマトがたくさん。あと、中玉トマト、ピーマン、シシトウ、レタス、スティッコリー。
 ずっと穫れ続けていたつるなしインゲンは終わりました。種採り用の莢だけ残してあります。
 キュウリもほぼ終了(不調でした)。

 次の作物の植え付けを考えなくてはなりません。


死刑執行

2018-07-06 21:39:14 | ニュース

 松本智津夫ら元オウム真理教幹部の7人に死刑執行。
 元幹部らが、この3月、拘置所を移送されたことから、刑の執行は遠くないと見られていました。本日、それが。

 法律があり、判決が確定していたので、この国の出来事としては当然なのです。しかし、どこかモヤモヤしたものが胸に残ります。
 刑が確定した後のそれぞれの死刑囚たちの態度の違いも気になり、そのまま命を奪っていいものかどうか、と思ったり。これは死刑そのものの是非につながる問いでもあります。
 残る6人への死刑執行も近いのでしょうか。

 1994年6月の松本サリン事件から翌年3月の地下鉄サリン事件へと続いた日々の、不気味な感触を思い出します。人間社会にはとんでもない魔がはびこることがあるのだという実感でした。戦争を知らない者にとって、いちばん強烈に人間観を揺さぶられた体験といっていいかもしれません。

 犯罪を犯した者たちをこの世から抹消することで、何か区切りはつくのでしょうが、体験や記憶、そこからの教訓は忘れてはならないと思います。


烏対策

2018-07-05 21:00:43 | 市民農園

 今日、明日はW杯が中休みなので、こちらもひと息つけます。人類はなんてことをやってるんですかね。

 午前中から雨が降ってきましたが、その前に市民農園の様子を見てくることができました。
 私の畑は無事でしたが、トマトが食い荒らされて転がっているところがあったり、大きく育ったズッキーニがちぎられていたり。やっぱりカラスのしわざなんでしょうかねえ。

 紐で対策している人に、やり方を見せてもらいました。
 トマトの畝の周囲、地上20センチぐらいのところに紐を1本、ぐるりと張り渡してあります。
 「これで効くんですか?」とたずねると、
 「地面を歩いて近寄って来る時、羽根が紐に触れると嫌がるらしいんです。来なくなりますよ」とのこと。
 もっと大掛かりな防御法を想像していました。覚えておかなくては。

 〈ナンクロメイト〉8月号が発売になりました。担当の新刊紹介欄で次の3冊を取り上げています――

  • チャールズ・スペンス『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実』(長谷川圭訳、KADОKAWA)
  • 藤田祥平『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』(早川書房)
  • 不染鉄『不染鉄之画集』(求龍堂)