金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

秋色近づくもなお暑かった笠ヶ岳

2024年09月09日 | 
 先週末(9月6日~8日)北アルプスの笠ヶ岳を登ってきました。新穂高では無料の第三駐車場にかろうじて駐車することができましたが、車で来る登山者が多いのにはびっくり。10時頃新穂高を出発しましたが暑くて閉口でした。
 1日目に泊まった鏡平山荘はきれなや山小屋でした。
 翌日雲の中から槍ヶ岳が少し姿を見せてくれました。
小屋から歩いて3分ほどの鏡池に行き槍ヶ岳を映した池を撮りました。
HDRで明暗の幅を広げた写真です。
笠ヶ岳への登りは景色が変化に富み疲れを癒してくれました。

雷鳥一家に出会うことができました。

笠ヶ岳山荘から笠ヶ岳へは15分の登りです。
今回の笠ヶ岳登山は山仲間の百名山踏破記念に行ったものです。
笠ヶ岳には初めて登ったのですが、中々登りごたえのある良い山でした。
残念だったのは笠ヶ岳から穂高連峰の絶景を楽しめなかったことです。穂高は写真の雲の中でした。


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登山用雨具に松竹梅はない。あるのは目的に適うかどうかだ。

2024年09月02日 | 
 今日モンベルで雨具を買い換えました。先日八方池に行った時、土砂降りの雨の中を歩いた時、防水力が劣化していてすっかり濡れたからです。
 モンベルの店員さんに聞くと雨具の平均的な寿命は5年で、メンテが良いと7年ぐらい持つ可能性があるということです。
 正確には覚えていませんが、5年以上は使っていると思うので買い換えることにしました。
ところがモンベルにはびっくりするほど多くの雨具の種類があるのですね。時間があったので、店員さんの説明をじっくり聞きながら自分の登山スタイルに合う雨具を選ぶことができたと思いました。
 雨具には二律背反的な要素が2つあります。一つは「防水性と透湿性」です。例えばゴム引きの雨合羽を考えてみましょう。防水性は完璧ですが、透湿性はゼロですから、汗だくになります。この問題を解決している繊維がゴアテックスですが、値段が高い。特許料を払っているからです。透湿性を少し犠牲にするとかなり安い素材の雨具を買うことができます。
 もう一つの要素は「軽量性と耐久性」です。薄い生地の雨具を選ぶと軽くて着心地が良く動き易そうです。しかし耐久性がなく、ちょっとした岩角やブッシュで傷がつきそうです。沢登り、藪漕ぎあるいはザイル操作などをする人には薄い生地の雨具は不向きでしょうね。
 また残雪期に雨具のパンツをはいて、尻セードをする人も丈夫な記事の雨具を選ぶべきでしょう。
 一般に登山道具に松竹梅はありません。高いから良いという訳ではありません。良い道具とは自分の登山目的や登山スタイルにフィットした道具なのです。
 雨具もまた自分がどうのような登山をするのか?ということをよく考えて選ぶべきです。そしてモンベルのように店員さんが実際に山登りで雨具を使用して経験をもとにアドバイスしてくれるような店を選ぶべきです。

なお今回から雨具など登山道具の購入日を記録しておくことにしました。
少しでも長く使うために、メンテナンス(洗濯等)とともに購入履歴管理をすることにしたのですが、どこまで続くやら。

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鳥海山(2,236m)、軽い熱射病で9合目過ぎから引き返しました

2024年08月05日 | 
 コニーデ型火山として、四方に美しい裾野を引く鳥海山には多くの登山道があります。私は5月のスキー登山と8月に夏山登山をしたことがありますが、いずれも一番ポピュラーな象潟口からの登山でした。今回は秋田県側でもっとも歴史の古い矢島口(秡川)ルートから登ることにしました。
 このルートは秡川ヒュッテからの日帰り登山になります。近くの人は秡川ヒュッテの下の駐車場に車を止めて日帰り登山が可能ですが、我々遠方組はこのヒュッテに泊まりました。ここは夏の間は管理人さんがいますが、自炊の小屋で寝具も持ち込みです(ただし電気・ガス・鍋釜等はあります)。宿泊代は1,830円でした。
 (秡川ヒュッテ入口。バックは鳥海山。)

 秡川ヒュッテからは目の前の竜ケ原湿原の中の木道を歩いて鳥海山に向かいます。このルートは7月中は雪渓歩きが多いということですが、今回は小さな雪渓を2か所横断するだけでした。

 途中登山道の東側にナメ滝が見えました。

 6時のヒュッテを出て、9合目(氷の薬師)を9時過ぎに通過して、舎利坂の登りの途中で体がだるくなり軽い熱中症ではないか?と判断しました。
 そこで元気な若い人たち(相対的な話ですが)に頂上に行ってもらうことにして私は少し休んでから下山に向かうことにしました。 
 今回は熱中症対策には気を付け、つばの大きな帽子を用意し、水分補給にも気を付けていたのですが、暑さに気持ちが萎えたような気がしました。
 楽しみにしていた鳥海山山頂からの絶景が見れなかったのは残念ですが、無理は禁物ということでした。
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明後日から鳥海山に行きます

2024年07月31日 | 
 秋田県・山形県を覆い、記録的な豪雨を降らせていた梅雨前線もようやく北上していきそうですね。
 私はかなり前から8月第1週の鳥海山登山を企画していましたのでほっとしているところです。
 鳥海山(2,236m)には過去2回登っていますが、いずれも西側・象潟口からの登山でした。今回は北東側の秡川ルートから登ろうと考えています。このルートは雪渓を歩くところが多く、カンカン照りでなければ少し涼しい登山ができるのではないか?と考えています。
 山のことを考えているうちに、人工知能に絵を描かせてみたくなりました。
 「鳥海山・雪渓・高山植物」という条件の下、AIが描いた絵がこれです。
 これほど高山植物が咲き乱れる風景に会うことはないでしょうが、花と雪をテーマに山を歩いてみたいですね。

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日本百名山踏破費用は3百万円位?

2024年07月16日 | 
 先日山仲間のMさんから「百名山99座目利尻岳に登りました。9月に北アルプスの笠ヶ岳を登って百名山達成です」というメールが来ました。9月の笠ヶ岳には私も同行登山する予定です。
 ふと思いついたのは、百名山踏破にどれ位の費用がかかるのか?ということでした。費用は登山者の住んでいる場所、登山スタイル(山小屋泊かテント泊かなど)、一回の登山日数、自家用車利用の有無で大きく変わります。ここでは東京都在住、山小屋中心、一回4,5日の登山可能、自家用車利用可能ということで考えてみました。
 まず非常に大雑把な数字ですが、一つの山の平均登山費用2.5万円として、総額250万円と見当をつけました。
 次にAIに上記条件で概算を計算させました。AIは大雑把に登山所要日数200日、走行距離2万キロメートルとして、宿泊費用160万円、交通費70万円強の合計230万円強としました。宿泊費は@8,000円で計算していますが、現在山小屋の費用は一泊二食15,000円まで値上りしているので宿泊費はもう少し多く見積もる必要があります。
 次にインターネットで検索すると個別の山の登山費用を丁寧に計算したサイトに出会いました。https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=3156
それによると所要日数は173日で費用総額は268万円でした。
 一番費用がかかるのは、北海道の利尻岳で121,080円で、一番費用がかからないのは筑波山の3,850円でした。
 世の中には丁寧な仕事をしてくれる人がいるものだと感心しました。
 なお実際には天候不順などで最初の登山で登ることができず再挑戦などということも起きるので、百名山踏破には概算3百万円位かかると考えてよいでしょう。
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