先週金曜日に風邪で近所のT医院に行った。ワイフはあそこはヤブだからSクリニックの方が良いという。どうしてヤブか?と聞くと「私は子供のとき扁桃腺をとったにもかかわらず、T医院で扁桃腺が腫れていませんね」と言われたからだとワイフの弁。しかし私は敢えてT医院に行った。何故ならSクリニックは混んでいるが、T医院は空いているからだ。
朝は熱が高すぎてとても病院に行く気がしないので、少し熱が落ち着いた午後の開業(3時)合わせてT医院に行くと5分位で診察を受けることが出来た。先生は熱の状態を聞いて、喉をチラッと見た。念のためインフルエンザかどうか検査しましょうと言って、鼻の粘膜に試験薬が着いた細い棒を挿入する。その結果待ちに10分位。早いことは早いのだが、診療に丁寧さがない。昔の記憶ではお医者さんは聴診器を当てたり、指で胸を叩いたり、お腹を押さえる触診をしたりと色々やってくれた。そして好きではないが注射をしてくれた。注射は痛いけれど、その分早く治る気がした。今は風邪位の病気では患者の話を聞いて処方箋を出すだけ。
これならテレビ電話で診療してもらっても変わらないだろう。以下は空想上の話ながら、こんなシステムがあれば良いと思う。
体に変調をきたした場合、パソコンの医療ポータルの画面に入ると問診票が出てきて、それに答えていく。次にポータルサイトがテレビ診療でも可か対面診療でないと無理かを判断する。テレビ診療が可能であれば、次に空いている病院・医師・時間帯が表示され、予約を取ることが可能。無論その時空いていると直ぐ対応することも可能だ。
テレビ電話で舌の色とかのどの腫れ具合は分かるが、鼻に棒を突っ込むとなるとこれは無理だ。従ってインフルエンザかどうか症状から見て微妙な場合はやはり来院してもらうことになるだろう。
だが対外の風邪とか慢性化している病気(例えば高血圧)であれば、自宅の体温計や血圧計と組み合わせることでテレビ電話診療が可能なような気がした。だって今の大体のお医者さんの対応がテレビ電話診療的だもの。
そして診療が終ると処方箋がファックスかEメールで届く。それを持って近くの処方箋薬局に行く訳だ。無論お金の支払いはクレジット決済か電子マネー決済をパソコンで行う。
これが実現すると本当に苦しい時、病原菌の多そうな待合室で待ち続けなくてもすむようになるのだが・・・・なんてことを布団の中で考えていた次第だ。