昔買った本を本棚のどこに置いたか分からなくなり、探し物にイライラすることってありますよね。
また無意識に本棚のどこかにある本をまた買ってしまい、そのことに気が付いて自分の記憶力の衰えにがっくりすることはありませんか?
実は先月亡くなったアメリカの行動経済学者ダニエル・カーネマンのThinking Fast and Slowを読みたくなり、アマゾンのKindleで探したところ、「お客様はこの商品を2012年の〇〇月〇〇日に購入しました」と注意書きがでてびっくりしました。そしてKindleのLibraryを調べるとちゃんとその本が出てくるのですね。
Think Fast and Slowを開いてみるとマーカーで線を引いた箇所もあるので読みかけたことは間違いありませんんが、途中でやめてしまったようです(5百ページ近い大著ですから)。
今回は時間をかけて読んでみたいと思います。昨今の株高や新NISAのスタートで日本でも「投資教育」「金融リテラシー」などの掛け声が盛んになっています。投資というと技術的な話が先行しそうですが、本当はカーネマンなど行動経済学者から自分たちの意思決定のプロセスの中に非合理的なメカニズムが組み込まれていることを学ぶことがまず必要なのでしょうね。
それと「投資における成功」は実はスキルや先見力の成果ではなく、単に幸運の結果に過ぎないのだ、という謙虚さに立ち戻ることが必要でしょう。
それにしてもKindleは賢い。服やGadgetについても、このような仕組みがあり「あなたは似たような服を去年も買いましたよ」などと教えてくれると無駄遣いが減るのですが・・・・
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