金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ダウ上昇、ナスダック下落は「健全なローテーション」?

2024年06月25日 | 投資
 昨日(6月24日)の米国株は、ダウが260ポイント(0.67%)上昇する一方、ナスダックは192ポイント(1.09%)下落。S&P500は16.75ポイント(0.31%)下落した。
 ナスダックが下落した最大の要因は、Nvidiaが6%以上下落したことだ。先週一時的に時価総額で世界一になった後、Nvidia株は下落が続いている。
 Nvidiaを中心にIT株が売られ、エネルギー関連や金融株が買われた。
 CNBCには「ハイテク株が売られエネルギー株などが買われるのは、健全なローテーションだ」というストラテジストの声が紹介されていた。
 今年の相場は、人工知能と連銀の政策金利引き下げ期待が牽引してきた。
 金利引き下げについては、年内1回説と2回説がしのぎを削っている状態で、
 今週発表される個人消費支出データが注目される。5月のPCE物価指数の予想は2.6%で、4月の2.8%より鈍化すると予想されている。
 インフレが本当に鈍化傾向を示すかどうかが、投資家の注目するところだ。
 もしインフレが鎮静化の傾向にあれば、IT銘柄からエネルギーや金融へのローテーションは健全なローテーションといえるかもしれないが・・・
 
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