このとこと米国大領領選挙の話題をTVのニュースで目にしないことの方が少ない。少し前までは、バイデン大統領のもの忘れが大きな話題になっていた。
バイデン大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領というべきところをプーチンと言い間違えたり、トランプ前大統領とカマラ・ハリス副大統領を取り違えるような言い間違いを起こしている。
そんな中昨日はトランプ前大統領が、暗殺者に狙撃されるという衝撃的な事件が起きた。
今年の大統領選挙は、民主党のバイデンが立候補し続けるか?あるいは民主党は新しい候補者を立てるのか?
狙撃されたトランプがこれを梃子に一層結束を固めるのか?といった野次馬的興味は尽きない。
しかし投資家の観点からすると「大統領選挙の結果は投資にほとんど影響を与えない」という記事がCNBCに出ていた。
タイトルはThe presidential election shouldn't infuluence how you invest, financial experts say.
記事によると投資会社ベター面とが調査を行ったところでは、投資家の57%が今度の選挙に不安を感じていて、40%の人は選挙結果次第で投資資金を移動または引き上げると予想している。
しかし専門家は大統領選挙が投資資産のパフォーマンスに影響を与えることはほとんどないと判断している。
JPモルガンの分析によると、1928年からのS&P500のリターンは、大統領選挙があった年は平均7.5%で選挙がなかった年は8%だった。
リターンの差は誤差の範囲と考えて良さそうだ。
つまり民主党が勝っても、共和党が勝っても株式市場は長い目で見ると必ず上がってきたのである。大統領選挙は興味本位で見ていても良いだろう。少し言い過ぎたかな?