監督 ビリー・ワイルダー 出演 マリリン・モンロー、トニー・カーティス、ジャック・レモン、ジョージ・ラフト
マリリン・モンローが♪アイ・ウォナ・ビ・ラブ(ド)・バイ・ユーがとても魅力的だ。この声で、学校教科書のアイ・ウォント・トゥが「アイ・ウォナ」ということを知った。「ビー」も「ビ」、「ラブド」の「ド」なんか発音せずに舌を歯茎の裏側に強く押し当て、息をその両側にそっともらすだけ、ということも。
やっぱり、生(?)の英語(アメリカ語)はいいなあ。
聞きながら、ケネディー大統領の誕生日に、マリリン・モンローが♪ハッピ・バー(ス)ディ・ミスタ・プレジデン(ト)と歌ったのをテレビで見たのも思い出したなあ。
うまい歌というわけでもないんだろうけれど、いろいろ想像させるね。
ジャック・レモンと富豪の老人がタンゴを踊るシーンもおもしろいなあ。
マリリンが、ジッャクの胸をみて「ぺちゃんこでいいわねえ。どんな服でも似合うから」というシーンも好きだなあ。いまの女優に比べるとマリリンはそんなにグラマーというわけでもないのだけれど、昔は胸が大きい女優は多くはなかったのだ。
映画は--まあ、映画はどっちにしろ嘘なんだから、トニー・カーティス、ジャック・レモンの女装なんて、モノクロならではのお遊び。(女装する前の、トニー・カーティスの長いまつげの方が、妙にオカマっぽい。)夜行寝台の、ジャック・レモンのベッドにみんながあつまってくるなんていうデタラメなんか楽しくていいなあ。
(「午前十時の映画祭」31本目)
お熱いのがお好き〈特別編〉 [DVD]20世紀 フォックス ホーム エンターテイメントこのアイテムの詳細を見る |