惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

ずっと寒いまま

2010-03-28 20:39:46 | 日記・エッセイ・コラム
 いつまでこんなお天気なのか知りたいのです。天気予報屋さんの言うことは当たらないし……。

 今日も一日曇って気温は上がらず。サクラは木や枝によって開花状況に差があり、「ソメイヨシノは一斉に咲く」という常識が覆されています。低温のため、本来はわずかだった差が大きく引き伸ばされているんだろうな。

 発売中の〈小説推理〉5月号、担当しているSFレビューで次の5冊を取り上げました――

  • 新井素子『もいちどあなたにあいたいな』(新潮社)
  • デイヴィッド・アンブローズ『リックの量子世界』(渡辺庸子訳、創元SF文庫)
  • 梶尾真治『ボクハ・ココニ・イマス 消失刑』(光文社)
  • 『ゼロ年代SF傑作選』(SFマガジン編集部編、ハヤカワ文庫JA)
  • 『日本SF全集 第二巻』(日下三蔵編、出版芸術社)
 『もいちどあなたにあいたいな』と『リックの量子世界』はどちらもパラレルワールドもの。東浩紀さんの『クォンタム・ファミリーズ』といい、今はパラレルワールドがブームなのでしょうか。
 『ボクハ・ココニ・イマス』も考えようによってはパラレルワールドものといっていいかもしれません。現実とはちょっと違う熊本が舞台。日銀の代わりに肥乃国銀行があったり、熊本朝日放送の代わりに夕陽熊本放送があったりします。