今日は御茶ノ水全電通労働会館ホールにてSFセミナー2013。
昼間の部、4限すべてをじっくりと受講してきました。簡単に内容紹介します。
SFファンはすごいなあ。
昼間の部、4限すべてをじっくりと受講してきました。簡単に内容紹介します。
- Gene,Meme,Hacking――藤井太洋インタビュウ
- 『Gene Mapper』(ハヤカワ文庫)でデビューしたばかりの作家・藤井太洋さんに堺三保さんが、経歴や興味のあることなど、あれこれインタビュー。
- 『Gene Mapper』は大変おもしろい近未来SFです。インターネットが廃墟と化していたり、農作物がコンピュータープログラム同様に遺伝子改変されたりと、可能性のありそうな未来の風景が展開されますが、どこからこういう作風が出てきたのか。初めてSF系の集まりに参加するという藤井さんのお話が大変、興味深い。本職はつい先日までコンピュータソフトの開発や販売に携わっておられたということで、一般人よりも半歩ほど先の世界に住んでおられる感じ。これからも面白い題材を繰り出してくれそうです。
- ちなみに、ファンダムとは無縁に自分でSFを読み漁ったという藤井さんが挙げたベスト5は次のとおり――
- 『楽園の泉』A・C・クラーク
- 『完璧な涙』神林長平
- 『ジュラシック・パーク』マイクル・クライトン
- 『コンタクト』カール・セーガン
- 『鋼鉄都市』Ⅰ・アシモフ
- 『Gene Mapper』は大変おもしろい近未来SFです。インターネットが廃墟と化していたり、農作物がコンピュータープログラム同様に遺伝子改変されたりと、可能性のありそうな未来の風景が展開されますが、どこからこういう作風が出てきたのか。初めてSF系の集まりに参加するという藤井さんのお話が大変、興味深い。本職はつい先日までコンピュータソフトの開発や販売に携わっておられたということで、一般人よりも半歩ほど先の世界に住んでおられる感じ。これからも面白い題材を繰り出してくれそうです。
- 『Gene Mapper』(ハヤカワ文庫)でデビューしたばかりの作家・藤井太洋さんに堺三保さんが、経歴や興味のあることなど、あれこれインタビュー。
- シスターフッドの時代に
- 2011年度センス・オブ・ジェンダ賞シスターフッド賞を『終わり続ける世界のなかで』(新潮社)で受賞した粕谷知世(ちせ)さん、漫画家の高世えり子さん、フェミニズムと科学や社会現象との関わりを研究しておられる水島希(のぞみ)さん、評論家の小谷真理さん、SF評論家の柏崎玲於奈さんが、『終わり続ける――』および、同時にシスターフッド賞を受賞した『魔法少女まどか☆マギカ』をめぐってガールズトーク風に議論。
- 粕谷さんとはデビュー前からの知り合いで、久しぶりにお顔を見ることが出来て嬉しかった。
- 2011年度センス・オブ・ジェンダ賞シスターフッド賞を『終わり続ける世界のなかで』(新潮社)で受賞した粕谷知世(ちせ)さん、漫画家の高世えり子さん、フェミニズムと科学や社会現象との関わりを研究しておられる水島希(のぞみ)さん、評論家の小谷真理さん、SF評論家の柏崎玲於奈さんが、『終わり続ける――』および、同時にシスターフッド賞を受賞した『魔法少女まどか☆マギカ』をめぐってガールズトーク風に議論。
- 海中ロボットの現在と未来――鉄腕アトムは海から生まれる
- 自立型海中ロボットを開発しておられる九州工業大学社会ロボット具現化センター(すごいネーミング!)のセンター長・浦環(うら・たまき)先生のお話。
- 注目されている海底資源開発のためにも、海底にロボット共和国を! と熱っぽく語る浦先生に惚れました。
- (写真は熱弁をふるう浦先生)
- 注目されている海底資源開発のためにも、海底にロボット共和国を! と熱っぽく語る浦先生に惚れました。
- 自立型海中ロボットを開発しておられる九州工業大学社会ロボット具現化センター(すごいネーミング!)のセンター長・浦環(うら・たまき)先生のお話。
- ライブ版SFスキャナー・ダークリー
- SFファン必見のブログ「SFスキャナー・ダークリー」を書いておられるSF翻訳家・アンソロジストの中村融さんに、SF歴や翻訳・アンソロジーの醍醐味をうかがう。
- 中村さんの濃い話ぶりも見事ですが、その仕事に注目しつづけている聞き手の橋本輝幸さん(うら若き女性)と茅野隼也くん(現役大学生)の、話の引き出し方にも好感がもてました。
- SFファン必見のブログ「SFスキャナー・ダークリー」を書いておられるSF翻訳家・アンソロジストの中村融さんに、SF歴や翻訳・アンソロジーの醍醐味をうかがう。
SFファンはすごいなあ。