気になっていた都立農業高校(本校:府中市寿町)の実習園が、毎週木曜日には一般公開されているというので、午後、出かけてみました。
入り口から少し歩いた管理棟前に記帳台があり、見学者は名前を記入するようになっています。
そこに農場についてのパンフレットが置いてあったのでいただいてきました。
それによると、ここは正式には「都立農業高等学校神代農場」というのだそうです。面積は24,834平方メートルと、東京ドームの約2倍の広さ。昭和23年に青年学校射撃用地(!)から譲渡された際には、この倍の広さがあったのが、中央自動車道建設のため割譲したりした結果、こうなったとか。
多摩川支流の野川へ注ぐ谷の窪地を利用した林と農地からなっていて、ワサビ栽培、ニジマス養殖、米・椎茸などの栽培を行っているそうです。
豊富な水の谷はあちこちでせき止められ、広い池がいくつか広がっています。おだやかな水面に映る緑が美しい。
カワセミの写真を狙っているらしいオジサンたちもいました。
位置的には深大寺の東隣の谷間となります。郊外とはいえ、ここまで静寂な空間は珍しいのではないでしょうか。立派なモミジの木も多かったので、秋などにはまた訪れたいと考えています。