日の射さない、寒い、寒い一日。ひたすら仕事に励んでおりました。
最近の出来事で印象が強いのは、ICANのノーベル平和賞受賞式で被爆者であるサーロー節子さんがおこなった演説。
すさまじい被爆体験です。そして、そこで起こった奇跡が、不思議だけど、きっと人はそういうことに導かれるのだろうと思ってしまいました。
倒壊した校舎の建物の下で身動きがとれない節子さんは、突然、左肩に誰かの手が触れるのを感じ、言葉を聞いたと言います。
「諦めるな。頑張れ。助けてやる。あの隙間から光が差すのが見えるか。あそこまでできるだけ速くはっていくんだ」
その言葉に励まされ、助かったのだ、と。
もしかしたら、自分自身の心の声だったのでしょうか。希望に向かって這い進む気力が、誰にもあると信じたい。
節子さんは、その時に聞いた言葉を、世界の人々への呼びかけに変えました。
「諦めるな。頑張れ。光が見えるか。それに向かってはっていくんだ」
心に刻んでおこうと思っています。同時に、光を見失わないようにしなくては。