雄花

　第６６回皐月賞、ずっといい位置にいたメイショウサムソンが力強い走りで優勝。最後にぐいぐいと追い込んだドリームパスポートも鮮やかな印象を与えました。
　本命と見られたアドマイヤムーンは４着。今まで負けなしなので注目していたフサイチジャンクは３位でした。しかし、まだまだ目が離せません。

　寒い曇天ながら、散歩道は花盛り。ソメイヨシノは終りましたが、オオシマザクラが若葉とともに白い花を輝かせている。シダレザクラも盛りが続いています。モモやボケもまだ残っているし、低木ではヤマブキの黄色い花。アオキも地味ながら味わいのある小さな花をいっぱいにつけています。

　これは農業高校の実習園のフェンスに咲いていたアケビの雄花。昨年の写真では雌花ばかりが目立ちましたが、雄花も面白い。

　アケビの写真を撮っていたら、回覧板を持ったお年寄り（男性）が立ち止まりました。
　「うちの息子はキヤノンに行っているので、そういうのもやってる」とデジカメを指差します。
　「そうなんですか」と答えて、しばらく立ち話。
　アケビからムベの話になり、奥多摩にある「むべ」という喫茶店では世界中のカップで飲み物を出してくれるとか、昔、このあたりでは赤土の地面に穴を掘ってウサギを獲ったとか、タケノコの掘り方とか。
　他愛のない時間が過ぎましたが、こういうのも散歩の醍醐味ですね。