惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

スラデックが平積み!

2009-02-23 20:23:38 | 本と雑誌
 「ベストSF2008」、昨夜届いた椋野直樹さんの投票が最後でした。全部で9人が投票。
 椋野さん、ありがとうございました。

 夕方、書原つつじヶ丘店へ行くと、SFのコーナーにジョン・スラデック『蒸気駆動の少年』がドドーンと平積みになっているのでびっくり。
 増刷になったのか?! と思って奥付を見ると、初刷のまま。『SFが読みたい! 2009年版』の海外部門で2位になったので、オビだけ付け替えたみたいですね。
 それにしても7~8冊は積んであったなあ。河出書房が強気で配本したのか。それとも、店長が強力にプッシュしているのか。いずれにしても売れると嬉しい。

 棚には福音館の〈ボクラノSF〉、第1回配本分が3冊並んでいました。
 全部買い占めると気の毒なので、№01のジョン・ウィンダム『海竜めざめる』だけを購入しましたが、№02『秒読み』はセレクションが素晴らしい。「到着」に始まり、「睡魔のいる夏」「遠い座敷」と並ぶ作品集から筒井康隆を読み始める中学生は何と幸せだろう。
 №03フレドリック・ブラウン『闘技場』は予想どおり、島田虎之介のイラストが面白い! 『海竜めざめる』の長新太のイラストもチャーミングです。

 ウィンダムもブラウンも翻訳は「星新一」となっていますが、「訳文味わいを損ねない範囲で、最小限の改訂をほどこしました」との断り書きがあります。
 出足はどうなんだろう?


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>メンパラさま (森下一仁)
2009-03-08 21:00:47
>メンパラさま
そうだったんですか。
よく考えてみれば長さんはすでに亡くなられているので、新たなイラストが描かれるわけもないんですね。
ご教示、どうもありがとうございました。
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ブログのハンドルネームで失礼します。 (メンバラ)
2009-03-08 14:46:55
ブログのハンドルネームで失礼します。
ボクラノSFシリーズの『海竜めざめる』の長新太さんの挿絵は、1966年に斎藤伯好さんの訳で岩崎書店から出ていた『深海の宇宙怪物』(SFこども図書館3)の挿絵をそのまま使っているんです。
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1890円という定価が安いのか高いのか、よくわかり... (森下一仁)
2009-02-25 20:14:00
1890円という定価が安いのか高いのか、よくわかりませんが、長新太さんのイラストも素晴らしく、これはお買い得かと思います。
ぜひ、お読みになって下さい。
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 ウィンダムの「トリフィドの日」が好きなので、... (スターシップ)
2009-02-25 04:17:35
 ウィンダムの「トリフィドの日」が好きなので、「海竜めざめる」は昔から気になりながらも、まだ読んでません。
 考えてみれば、自分がSFを読み始めたのは、小学生の頃に図書館で子供向けの叢書から入ったんですよね。
 なので、こういった子供向けの企画が発動されるのは喜ばしいです。「トリフィドの日」も子供向けの叢書で昔読んだのです。
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