今日のダービー。勝負は皐月賞の再現のようなものになるだろうと思っていました。コントレイルとサリオスの争い。
皐月賞ではコントレイルが最後に差し勝ったのですが、その時の脚の素晴らしかったこと。お父さんのディープインパクトを思わせる「飛んでいる」感じだったので、実力はコントレイルの方が上かと。
実際は、思った以上に強く、コントレイルの圧勝となりました。
皐月賞の時とちがって、思い通りの位置につけ、得意の勝負が出来たということでしょう。追いすがるサリオスを置き去りに3馬身差。
これでデビュー以来5戦全勝。無敗での皐月賞・ダービー連覇はお父さんのディープインパクト以来15年ぶりだとのこと。似たような強さをこれからも発揮するんじゃないでしょうか。
ダービーをテレビ観戦した後、駅前を経て多摩川近くまで散歩。
文化会館西側の京王相模原線軌道後の公園にタコ滑り台ができていました。
2代目といっていのかな。初代は駅前広場の隅にありました。駅地下化の工事にともなって、惜しまれつつ撤去。場所を移して、新規につくったということのようです。
前後が詰まった平べったい感じのタコですが、これはこれで愛嬌があります。
朝日新聞朝刊スポーツ欄「私の一冊」というコーナーに、元フィギュアスケート選手の町田樹さんが登場。ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの『たったひとつの冴えたやりかた』を、「大学時代に読んだ一冊を今また読み返しています」と紹介しています。
収められた3編は「どれも人間の献身の精神を訴えています」とまとめ、感想として――
- ……私たちは今こそ作者が描く「人間のあり方」を見習い、あらゆる垣根を越えて協力し合いながら、新時代のスポーツ文化を力強く切り開いていくべきではないでしょうか。
と結んでいます。
けれん味のある町田選手の演技を思い出し、あの裏にはこういう読書歴も潜んでいたのかと思ったことでした。
私も読み返してみようと思います。
評伝は、2006年に Julie Phillipsさんの 'James Tiptree, Jr.: The Double Life of Alice B. Sheldon'が出て、ヒューゴー賞を獲っているようですが、未訳ですね。