〈つげ義春大全〉(講談社)第1回配本。
午後、駅前の真光書店から電話連絡があり、夕方、取りに出かけました。時短営業中の閉店時間間際とあってか、店内はかなりの混みよう。レジには5人ほどが列をつくっていました。ここも遮蔽カーテン設置。
無事、受け取って帰宅。第1巻と16巻が同時刊行でした。
第1巻には、1955年、つげさんが18歳で貸本マンガ家としてデビューした時の3作品――『白面夜叉』『涙の仇討』『愛の調べ』――を収録。『白面夜叉』と『涙の仇討』は時代もの、『愛の調べ』は少女マンガです。
第16巻には「ねじ式」「もっきり屋の少女」「リアリズムの宿」など、代表的短編15作を収録。持つ手がわなわなと震えそうです。
「ねじ式」が発表されたのは1968年春。マンガ雑誌〈ガロ〉の増刊「つげ義春特集号」でした。
当時、私は高校2年生。〈ガロ〉は貸本屋で読んでいたと思います。増刊の知らせは、たぶん、借りた〈ガロ〉誌上で知ったはず。版元の青林堂に直接注文し、購入したのではなかったでしょうか。それ以前から、つげさんの作品は〈ガロ〉で読んでいたわけで、どうしても増刊号を入手したかったのです。同様にして「永島慎二特集号」も買ったように覚えています。
あれからもう半世紀以上が経つのか……。
〈大全〉は、これから毎月2冊ずつ配本される予定。マンガ以外のエッセイなども収録し、全22巻となります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます