惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

超絶空間

2022-02-11 20:29:26 | 北京オリンピック

 午後、新型コロナワクチン3回目の接種を済ませました。これまでのファイザー2回につづき、今回はモデルナ社製。
 駅前の集団接種会場で粛々と滞りなく実施。家まで1キロを歩いて帰りました。

 今のところ、何の副反応も感じません。ただ、家の人は腕が痛いそうです。
 つらくないままで終わりますように。

 冬季オリンピック、今日は何といってもスノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手。すばらしい技に戦慄すら覚えました。

 午前11時過ぎだったでしょうか、「どうなっているかな?」と軽い気持ちでテレビをつけると、ちょうど平野選手が2回目のランのスタート位置に着くところ。スコアを見ると、1回目は30点台でどうやら失敗したらしい。ヤバイ。
 腰をすえて見ていると、次々とむずかしい技を繰り出すルーティンを見事に決めてゆく。アナウンサーが絶叫する技の名がめまぐるしい。どうやら「フロントサイドトリプルコーク1440-キャブダブルコーク1440-フロントサイドダブルコーク1260-バックサイドダブルコーク1260-フロントサイドダブルコーク1440」というルーティンだったらしい。
 文句なしの1位かと思って採点を待つと、91.75。すでに終えたスコット・ジェームズ選手の92.50に及ばない。

 「残念、銀メダルか!」と思ったら、3回目のランが始まった。素人なので、決勝は3回目があることも知りませんでした。

 平野選手のランはいちばん最後。その前のジェームズ選手は失敗し得点は92.50のまま。どうなるか、最後のランを固唾をのんで見守りました。
 ルーティンは2回目と同じだったらしい。後のイタビューを聞くと、2回目の評点に納得がいかず、それで同じものをさらに完璧にきめてみせようと考えたらしい。

 いやあ、圧巻でしたね。別次元に入っているというか、超絶空間を飛び、回転し、滑空しているとしか思えない。パイプの内側をすべる様子も他の選手とまるで違いました。
 結果は96.00で、見事な逆転優勝。

 とてつもないものを見せてもらえました。至福の瞬間を、こちらも共有したように思います。
 おめでとうございます。そして、ありがとう!



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