惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

たんぽぽ計画

2020-08-26 21:20:36 | 宇宙

 東京薬科大学名誉教授の山岸明彦さんが代表となって国際宇宙ステーションで行なってきた「たんぽぽ計画」(パンスペルミア仮説の検証実験)の研究結果のプレスリリースが出ました→「微生物は紫外線下で長期間生存可能:国際宇宙ステーション曝露実験」

 細菌のかたまりを宇宙空間に3年間さらしたままにしても、生き残っていたというものです。発表では、これはパンスペルミア仮説を支持するものだとしています。

 細菌の種類は「Deinococcus radiodurans (デイノコッカス・ラジオデュランス)」というやつ。放射線耐性微生物だそうですから、もともと放射線には強い性質をもっているのでしょう。
 それにしても、3年間、宇宙ステーションの外に置きっぱなしでも死なないというのは凄いですねえ。隕石などにのって、火星から地球にやって来たとしても不思議ではない。

 ただし国際宇宙ステーションの周回する軌道はバンアレン帯の内側なので宇宙線の多くは遮られています。さらに過酷な宇宙空間ではどうかというのが気になるところ。

 なお、なぜ「たんぽぽ計画」というのかについては、ホームページ(しばらく更新されてませんね)でもわかりますが、今発売中の〈日経サイエンス〉10月号で山岸先生が説明なさっているのがわかりやすい。
 「たんぽぽが綿毛で種子を飛ばすイメージがパンスペルミア説と重なることから名付けた」。

 同誌の特集は「地球人の孤独 フェルミのパラドックス」。なぜ、エイリアンが地球に来ていない(ように見える)のかを議論しています。

 私はこの件に関しては、他の星での生命の誕生や、宇宙空間を越えての移動はあり得るとしても、それがいわゆる異星人(知的生命体)である可能性はゼロに近いのではないかと考えるようになりました。「生命」をすぐに「知性」に結びつけるのは話を急ぎ過ぎでしょう。
 いや、知性をもたなくても生命は素晴らしいんですけどもね。


草壁

2020-08-25 20:35:01 | まち歩き

 夕方の散歩。今日は野川の、昨日とは反対側の岸を歩きました。

 まだ草刈り作業の途中。日中に仕事を終えたところはきれいに片付けてあります。
 だんだん下流へ向かってゆくと、真ん中部分だけ作業車が通って、両側はまだ手付かずのままのところへ差しかかりました。

 両側は草の壁。迷宮をゆくみたいで、楽しい。
 あたりは刈られた草の匂いに満ちています。

 明日はここを仕上げ、さらに下流へ進んでゆくのでしょうね。
 ゴミを取り除き、草を刈り、まとめて運び去る。けっこう大変な作業です。


草刈り

2020-08-24 20:37:15 | まち歩き

 まだまだ暑い。猛暑日でこそないものの、最高気温 33.6℃(隣町アメダス)。

 濡れキャップ、濡れマスクを復活させて出かけた夕方の散歩。
 野川へ差しかかると、岸の草刈りが進んでいました。

 2週間前のほぼ同じ位置の写真。

 ずいぶんスッキリしました。大量の夏草が刈り取られたんですねえ。

 貧乏性の私としては、毎年夏に川岸で生産されるバイオマスを有効活用できないものかと悩んでしまいます。
 たぶん河川を管理する国土交通省も同様で、以前は焼却処分していたのを、無償配布とか、場合によってはガス発生原料として発電に利用するとか、あれこれ考えているようです。
 青草のまま利用するか。乾燥させてから利用するか。いずれにせよ課題は多いと思いますが、なんとかできないものか。考えてゆきたい課題です。


2020-08-23 20:06:19 | 季節

 いくぶんしのぎやすいお天気。最高気温 30.5℃(隣町アメダス)。
 これでやっと普通の夏なんじゃないですかねぇ。あえぐことなく、一日、過ごせました。

 夕方の散歩。マスクは濡らしてつけましたが、帽子はなし。暑さ対策もランクをひとつ落としました。

 空を見上げると、雲が高い。

 ひつじ雲かうろこ雲か、判断に迷うところですが、真夏の積乱雲や乱層雲などとはちがいます。
 ようやく夏の終わりが見えてきたかな。


麦酒

2020-08-22 20:25:26 | 暮らし

 今日も暑かった。最高気温 35.3℃(隣町アメダス)。
 昨日と同様、夕方の西の空には大きな積乱雲が見えていましたが、とても遠い。雨がやって来る可能性は薄いでしょうねえ。雨、欲しい……。

 暑いので、このところ毎晩、夕食の時にビールを飲んでいます。350ml缶を1本。
 500mlだと、ちょっと多く感じます。酔ってしまい、後でかえって暑くなる。

 やはり最初のひと口が最高ですね。
 液体というより、冷たいかたまりをクイィ~ンと口の中に投げ込む感じ。口蓋に、舌に、歯茎に、喉の入り口に、冷たさが衝突して体全体が震えそうです。シュワシュワッと爽やかで、少し苦くて、最高に気持ちいい。
 こんな喜びがあるから、夏の暑い一日にもそれなりの価値はあるのでしょうが、それにしても、長く続きすぎ。

 明日は雨が降って、しのぎやすい温度になるようです。どんな感じなのか、もう忘れちゃってますけど……。
 とても楽しみ。