8月に入って雨らしい雨が降らないので、畑の土は乾ききっています。サラサラの土の上にバッタがいました。
トノサマバッタじゃないかと思います。周囲に草がないせいでしょうか、体は土の色。確かに目立たないですね。
このバッタ、お腹は卵でいっぱいのようでした。
ツイッターにあげた写真を見て、翻訳家の増田まもるさんが「文字通り『イナゴ身重く横たわる』ですね」と、的確なコメントをくださいました。フィリップ・K・ディックの歴史改変SF『高い城の男』で重要な役割を果たす本が、この印象的なタイトルでした。
土の中にお腹の先っぽを差し込んで産卵していたようですが、しかし、来年まで地中に隠しておくことはできないと思います。何度も耕すでしょうからねぇ。
それを思うとちょっと気の毒。生きものは切ないですね。