惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

飛蝗

2020-08-20 21:24:14 | 

 8月に入って雨らしい雨が降らないので、畑の土は乾ききっています。サラサラの土の上にバッタがいました。

 トノサマバッタじゃないかと思います。周囲に草がないせいでしょうか、体は土の色。確かに目立たないですね。

 このバッタ、お腹は卵でいっぱいのようでした。
 ツイッターにあげた写真を見て、翻訳家の増田まもるさんが「文字通り『イナゴ身重く横たわる』ですね」と、的確なコメントをくださいました。フィリップ・K・ディックの歴史改変SF『高い城の男』で重要な役割を果たす本が、この印象的なタイトルでした。

 土の中にお腹の先っぽを差し込んで産卵していたようですが、しかし、来年まで地中に隠しておくことはできないと思います。何度も耕すでしょうからねぇ。
 それを思うとちょっと気の毒。生きものは切ないですね。