惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

ひととき

2022-10-07 21:28:14 | 日記

 今日も冷たい雨。そしてやはり、12月並みの寒さ。
 最高気温が午前8時9分で 12.5℃、最低気温が午後2時15分、10.8℃というのは、何かの間違いではないかと思ってしまいます(隣町アメダス、午後9時現在)。

 日中たいがいは雨。それも時おり、かなり強く降りました。それでも朝には小止みの時間帯がありました。
 朝食の後、コーヒーを飲んでいるときもそんなふうで、狭い庭に小鳥がやって来ました。

 ヒヨドリのカップルがしばらく枝で休んで飛び去った後、今度はシジュウカラが何羽も飛んで来て、あちこちで餌をついばんでいる様子。
 枝や木の葉を揺るがせて飛び回る姿が楽しく、ずっと目で追いました。
 ラジオからはイングリット・ヘブラーが演奏するシューベルトの「四つの即興曲」。このピアノが良くって……。
 口と目と耳と、すべてを楽しませてもらう至福のひとときとなりました。

 思ってもいなかった偶然の重なり合い。うれしかったなあ。


12月並み

2022-10-05 20:57:22 | ひと

 今日もいちにち冷たい雨。気温が上がりません。
 というか、昼間も下がりつづけ、今のところ(午後8時現在)、最低気温は午後4時過ぎの 11.3℃(隣町アメダス)という始末。12月上旬から中旬並みの温度らしい。

 家の中で着込んでいるのはいうまでもなく(ズボン下まで履いてます)、夕方、雨の中を散歩に出た時は「手袋、欲しい……」と思ったほど。
 北からの寒気が流入しているせいだそうですが、地球の空気は塊ごとに激しく温度が違うんだなあと体で感じています。

 作家の津原泰水さんが今月2日、58歳で亡くなられました。

 「天才」とか「鬼才」とかいう呼称がぴったりの作家だと思います。
 私は特に短編に魅入られ『 11 eleven 』(河出文庫)所収の「延長コード」や「琥珀みがき」はずっと忘れることがないと思います。素晴らしい業績を遺されましたね。


『冒険図書館』

2022-10-05 20:57:22 | ニュース

 午前なかばから冷たい雨。季節が一気に進みます。
 キンモクセイの花も道路に散り敷いてしまいました。

 夕方、時折り小雨の降る中を、駅前の書店や文具店まで。
 内澤旬子『カヨと私』(本の雑誌社)など3冊と来年の手帳を買いました。もうこんな季節なんだ。

 ネットで見た「ウクライナが東部で奪還の要衝リマン、BBC記者が入る」
 BBCのオーラ・ゲリン国際担当編集委員と取材チームが、今月初めにウクライナ軍が奪還したリマンからレポートしています。
 ロシア軍は僚友の遺体を路上に放置したまま逃げ出してしまっています。ひどい。
 「この人たちはかつて誰かの夫、誰かの息子でした」とオーラさん。彼らを、送りだし、戦わせ、投げ出した人たちへの怒りがたぎります。

 ロシア兵が残した一冊の本も映し出されます。
 『冒険図書館』というタイトル。冒険小説を集めたアンソロジーでしょうか。10代の読者向けのソ連時代の本だと説明されています。
 そんな古い本を楽しみにしていた若者が、この戦場にいた。彼は生きて退却したのでしょうか?


芽生え

2022-10-04 20:22:59 | 市民農園

 朝、ラジオから響いた「Jアラート発令!」のアナウンスに、一瞬、肝を冷やしました。
 対象地域の方々は、いわれたとおり、頑丈な建物に避難したり、地面に身を伏せたりしたのでしょうか。

 非常事態はこんなふうに突然やって来ることが多いんでしょうね。

 その後、出かけた畑では、小カブの芽が出ているのに目を細めました。

 土曜日に種を播いたので、3日目の出芽。
 今週後半は寒くなるというので、心配していました。
 まずは芽生えてひと安心。でも、冷え込むと生育は遅れるだろうな。

 いちにち遅れて日曜日に種蒔きしたサラダホウレン草はどうなるか?
 芽の出そうな気配はあるのですが……。


スポーツ中継

2022-10-03 20:45:48 | スポーツ

 昨夜はパリーグ優勝決定戦に興奮し、その後、凱旋門賞中継へ。

 ロンシャン競馬場は激しい雨。風もかなりのもの。
 深い芝生で凸凹のコース、そこへ大雨とあっては、繊細なレース環境に慣れている日本馬はどうしようもなかったでしょうね。
 走る前から馬たちは、「こんなん、競馬じゃないよ~」とそっぽを向いていたのでは。結果は散々でした。

 今日はセリーグ最終戦。
 ヤクルトの村上宗隆選手、ついに56号ホームランを打ちましたね。おめでとう!
 いやあ、すばらしい。これも劇的でした。

 〈小説推理〉11月号が発売になりました。担当しているSFレビューで次の3冊を取り上げています――

  • 劉慈欣『流浪地球』(大森望・古市雅子訳、KADОKAWA)
  •  〃 『老神介護』( 〃 ・ 〃  訳、   〃    )
  • デイヴ・ハッチンソン『ヨーロッパ・イン・オータム』(内田昌之訳、竹書房文庫)

 劉慈欣の2冊は合わせてひとつの短編集というべきでしょう。古くからのSFファンにもお薦め。
 この書評は双葉社のウェブサイト「CoLoRFuL」でも読めます。