昨日(5月3日)発表された米国の雇用データは、4月の非農業雇用者増が175千人と事前予想の240千人を下回った。失業率は3月の3.8%から3.9%に微増し、賃金は前年比3.9%上昇した。賃金の上昇率は3月の4.1%を下回った。
これらのデータは雇用市場のペースダウンを示唆し、金利先物市場では、連銀が9月に政策金利を引き下げる可能性が10%上昇し、約70%になった。
投資家は雇用市場のペースダウンを好感し、3市場とも上昇した。相場を牽引したのはIT銘柄で、1,100億ドルの自社株買いを発表したアップルは6%近く値を上げた。ナスダックは2%上昇し、ダウとS&P500は1.2%前後上昇した。