スマートフォンの普及とともに、我々シニア仲間でもLINEの利用が広がっています。例えば私の日本語教室(ボランティア)の仲間もグループを作って、レッスンへの出欠、ランチ会などイベントの相談にLINEを活用しています。女性中心のグループですから、絵文字がよく飛び交っていますが。
さてその仲間で「レッスンの後のミーティング記録をLINEで共有しようか?」という話がでましたが、「長い文章をLINEに入力するのは苦手」という人がいて、話は宙ぶらりんになっています。
私はちらっと「LINEには音声入力機能があるからそれを使えば手軽に入力できるよ」と言ったのですが、反応はイマイチでした。
さてスマートフォンの音声入力についてどれぐらいの人が利用しているかということをAIに聞いてみると20%~30%の人が定期的に音声入力を利用しているということでした。そして音声入力は若年層やテクノロジーに慣れたユーザーの間で利用が顕著だそうです。
しかし私は少し使い方に慣れると「音声入力と手入力の併用は、シニアにとってとても便利」と考えています。
総て音声入力を行おうと思うとすぐに壁に突き当たります。一つは固有名詞や外来語の音声入力がこちらの思うように変換しないことです。また「」(かぎかっこ)や「。」(句点)などの記号もルールをしらないと手間取ります。
たとえば「 は「かぎかっこひらく」と話かけると入力できるのですが、手間がかかります。それよりもキーボードで「と入力する方が良いでしょう。
だから最初は簡単な文章たとえば「今電話していいですか?」(?は「ぎもんふ」で入力できます)などから初めて慣れるのが良いでしょう。
LINEの音声入力については文字入力画面にマイクのアイコンが二つあるので迷う人がいるかもしれません。これは写真のとおり左下のマイクが音声入力用です。右上のマイクは録音用です。
シニアにとって音声入力のもう一つの効用は「自分の滑舌の状態をチェックできる」ということです。滑舌が良くないとスマートフォンが正しく音声を聞き取ってくれませんから滑舌の維持改善に役立つと思いますよ。