今朝アマゾンに発注していた電子本The Psychology of moneyが配信された。Morgan Houselという人が書いた本で副題は「豊かさ、貪欲そして幸福に関する永遠の学習」とある。
まだ書き出しの部分を読みだしたところなので感想を述べる段階ではないが、コロナウイルス騒動の中で今年の3月には暴落した株価が急上昇を続け、9月に入るとハイテク銘柄の売りから下落するという相場を目の当たりにしながら読むと臨場感があって興味深い。
著者は次のように述べている。
「一握りの行動スキルがあれば、金融教育を受けていなくても豊に(Wealthy)になることができる」
「財産形成(finance)の結果は幸運によるもので知性や努力とは無関係である」
個人が資産運用で成功するかどうかは確かに運の要素が多い。偶々今年の3月にまとまったお金が手に入った人が思い切ってハイテク株を買っていたとすれば一財産作ったかもしれないし、8月に入って株を買った人はしばらく苦い思いを続ける可能性がある。
自分は「高値掴みをしない」などと思うのは慢心というものだろう。
筆者は財産形成で重要なことは知識ではなく、行動=振舞い方だと述べ、質素の暮らしで数億円の資産を築いた用務員さん(あるいは守衛さん)と贅沢をして破産したウォールストリートの辣腕銀行マンの例を引いている。
中々示唆に富んだ本といえそうだ。
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