金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

規模に驚く宇佐神宮

2008年05月09日 | 旅行記

転寝から目を覚ますと列車は鮮やかな新緑の中に大きな農家が点在する田園地帯に入っていた。時計を見ると午後2時10分過ぎ、宇佐まであと数分だった。5月8日、出張で大分から日豊本線を使って福岡に向かうところだが、ちょっと暇を作って宇佐神宮に参拝することにした。大分から博多に向かう特休ソニック号は1時間に2本出ていて、1本は宇佐駅に停車する。従って宇佐駅で下車して1時間で参拝してくると次の列車に乗ることが出来る。

宇佐駅から神社まではタクシーを使った。乗車時間は5分程度、料金は片道1200円程度だ。境内が広大なので運転手さんに「拝観するのにどれ位かかるのか?」とたずねた。「そうですね、上宮をお参りするだけなら半時間でも行けるでしょうが、しっかり見ると半日位ですか?」「えっ、半日も・・・」

Shiniki

写真は参道から入り口を振り返ったところだが実に広い。これだけ広々とした神社は少ないだろう。宇佐神社のHPによると創建は神亀2年(725年)で、主祭神は八幡大神(応神天皇)だ。

Honndenn

上宮の南正面の南中楼門だ。朱の漆塗りがまわりの深い緑に映えて美しい。

Usamon

写真は上宮の入り口にある西大門だ。私はまず上宮にお参りしてから下宮に回った。明治以前は庶民は上宮に参拝がかなわず、下宮を拝んでいたようだ。

宇佐神宮の境内は568ヘクタールと広大で全国8千余りの八幡社の本宮にふさわしい。それにしても国東半島の付け根の辺鄙な場所にこれほど壮麗な神社があるのか不思議である。

宇佐神宮というと和気清麻呂の神託事件が思い出される。そういえばゴールデンウイークに訪ねた京都高尾の神護寺には和気清麻呂のお墓があった。偶然といえばそれまでだが、清麻呂公に縁の深い1週間だった。

神社の参詣は駆け足で回ったので30分で終わり、次のソニック号で博多に向かうことができた。しかし本来はもう少し時間をかけてゆっくり境内に沢山ある末社などを参詣するべきだろう。

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