昨日(9月27日)のダウは137ポイント上昇し、高値を更新した。S&P500とナスダックは下落したが、月間を通じては3指数とも2%程度の上昇となっている。昨日ダウが好調だったのは、FRBが8月の個人消費支出価格指数(PCE)の年率換算上昇率がエコノミスト予想2.3%を下回る2.2%だったことによる。
PCEは連銀が好むインフレ指標で、PCEの低下で連銀が自信を持って追加利下げを行うだろうという見方が、トレーダーの間で広がったようだ。
なおナスダックについてはNvidiaの2%安が重荷となった。
9月は残すところ30日1日だけとなった。
9月は歴史的に米国株のパフォーマンスが悪い月だが、今年はプラスで終わるだろう。これはインフレの鈍化が明確になり、連銀が政策金利を0.5%引き下げたことが大きい。
昨日テレビで、自民党総裁選の様子を見ながら、時々ドル円為替相場にも目をやった。
高市氏が1回目の投票でトップに立つと急速に円安に振れた。これはアベノミクスを継承する高市氏が首相になると、政策金利の引き上げに反対するという思惑が働いたからだ。その後決選投票と石破氏が新総裁に選ばれると円高が進んだ。石破氏は政策金利の引き上げを支持するだろうという思惑による。
為替相場というものは、このようにちょっとした思惑で動く。
短期的な為替相場は、博打に近く、長期的な資産形成には適していない。
一方長期的なビューを持った米国株投資(為替ヘッジなし)は、長期的な資産形成に適した投資だと思う。それは株式投資が基本的には経済成長にかける投資だからだ。石破新首相の下で日本経済が活性化することを願う。
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