我が家をリフォームすることになり、月末から3カ月ばかり、近所に仮住まいすることにしました。そのために借家を探したのですが、以前(30年近く前)に借りていた時と比べ、入居の条件がひどいことになっていました。とにかくおカネがかかるのです。
つまり、3カ月入居するために家賃6.3カ月分を支払う必要があるのです。
3カ月借りるのに、家賃7.2カ月分近くも用意しなければならないのです。
内訳をいいますと――
- 家賃(一括払い) 3カ月分
- 敷金 1カ月分
- 礼金 1カ月分
- 仲介手数料 1カ月分+消費税
- 連帯保証代行預託金 1カ月分
- 火災保険 0.1カ月分弱
つまり、3カ月入居するために家賃6.3カ月分を支払う必要があるのです。
いちばんひどいのが「ハウスクリーニング代」。
昔はハウスクリーニング代や火災保険は要求されませんでした。たった3カ月住むのだからハウスクリーニングは必要ありません。そもそも、退去時に借家人がする通常の掃除を超える分の手入れは大家が負担すべきものです。
このような悪しき慣行は東京だけのものかもしれません。たぶん、不動産屋が大家さんをつなぎとめるため、大家にとっては都合の良い――つまり店子にとっては負担の多い――やり方を編み出してきたにちがいありません。
逆に、礼金も敷金も無しという物件も増えてきているようですが、そちらは滞納時の扱いが違法なものだったりするといいます。
いずれにせよ、資産を持つ者にばかり有利な世の中になってきているのだと実感しました。
こんなのはおかしいですよ。あまりにも不都合。政治はなんとかすべきです。