那須塩原でのSF大会話。もう1回だけ。
中年男性7人雑魚寝状態で、イビキや寝返りの音なども賑やかな一夜が明け、SF大会2日目のスケジュールは午前10時からのエンディングのみ。
朝食の後、しばらく時間があったので温泉街の中央を流れる川のほとりを散策してみました。
うろうろ歩いているうち、遊歩道のすぐ脇、川岸の端っこに「もみじの湯」という露天風呂があるのを見つけました。
覗いてみると、「古来より地域住民憩いの湯でございましたが、お客様のご要望が多く現在では広く一般に開放しております。ご協力金百円をお入れになってご入浴ください」という掲示。
「うわー、いいなあ。入りたいなあ」と思ったものの、タオルも100円玉もありません。諦めきれないので、急遽、ホテルに戻り、必要品を手にもみじの湯まで戻りました。
写真は遊歩道に設けられた休憩所から撮ったもみじの湯。湯船は丸見えですね。右側に屋根つきの脱衣所があり、「百円」と書かれた柱の先端に開いた口から「協力金」を落としこむようになっています。
戻った時はアベック――じゃなかった若いカップルが興味津々でお湯に手を浸したりしているところ。しかし、このロケーションでは女性は入浴できませんよね。
2人が立ち去ってから、すでに羞恥心の失せたオヤジである私は、さっさと服を脱ぎ、協力金を投入して、湯船につかりました。
目の前のヨシズの隙間からは川の流れと、そこでアユ釣りをする人たちの姿が見えます。
掛け流しのお湯はちょっとカナケがあり、たぶん50度近い温度だと思いましたが、同時に湧き水も流しこんでいるので全体としてはかなりぬるめ。
ゆったり手足を伸ばして露天風呂を満喫していると、まるで別世界に来たようで、これだけでも今年のSF大会は来た甲斐があったなと思いました。