昼過ぎから雨。
傘差して出かけた散歩の途中、ケヤキの幹から皮が剥がれているのに気づいたので、拾い集めて持ち帰りました。昨年から庭の凹んだところにばら撒いています。
雨が降ると凹みに水が溜まって足もとの具合が悪くなります。土や小石を入れれば良いのですが、その代わりに木の皮はどうかと思って試してみたら、結構いい感じでした。
今年も雨の季節が近づいたので、その前に。
ステレオグラムはプランターで育てているミニトマトの花。2日前に撮影しました。
まだ小さな苗なのに、もう花を咲かせているのです。元気に育ってほしい。
タイトルの漢字は、勝手に考えた当て字。でも、トマトのことを「蕃茄」と書くことはあるようです。「外国から来たナスのようなもの」というような意味でしょうか。
余談ですが、ナスの日本での栽培は古く、正倉院文書にも出ているそうです。トマトの渡来ははっきりしませんが、江戸時代、貝原益軒の『大和本草』に「唐ガキ」として登場するとか。食用にするようになったのは明治以降のことのようです。
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