今日から東京の世田谷文学館で「星新一展」が始まりました。
昨夕の内覧会で拝見したのですが、展示は星さんのお父さんやお祖父さんから始まり、星新一がどういう人で、どういう仕事をしたのかをわかりやすく見せてくれます。
昨夕の内覧会で拝見したのですが、展示は星さんのお父さんやお祖父さんから始まり、星新一がどういう人で、どういう仕事をしたのかをわかりやすく見せてくれます。
少年時代の作文やアルバム、書いた作品などがありますが、中でも圧巻は原稿用紙や便箋などの裏に書かれた下書き、それとアイデアメモでしょう。
なぜ、こんなに小さな字で、こんなに詰め込むように書いたのかと思わずにはいられません。
それと、私が興味深く眺めたのは星さんのサイン。縦書きされた「星新一」の字が、どうにも危なっかしいのです。頭でっかちで、下の「新」「一」が小さい。もしこのまま立たせたとしたら、ふらふらと不安定な感じのサイン。
このサインから2つのことを想像しました。
ひとつは星さんご自身の頭が大きかったこと。たぶん小さな時からそうだったのでしょう。頭でっかちの子どもが、そのまま大きくなったような人だったのではないでしょうか。
もうひとつは、星さんは地球の重力から無縁の才能を持っていたのではないかということ。無重力の空間でなら、あのサインのような格好の存在がいても、別に不安定ではありませんものね。