惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

『神楽坂隧道』

2016-09-07 21:03:57 | SF

 ビデオデッキが届きました。「AQUOSブルーレイBD-T1700」という、今は製造が終了した機種。なぜこれを注文したかは、一昨日のブログに書きました。

 さっそくセッティング。単に古いビデオデッキと取り替えるだけなら造作ないのですが、古い方のハードディスクに録画してある番組で見ておきたいのがあるので、2台をテレビにつなぐことに。ちょっとややこしい。
 でも、まあ、なんとか成功して、まずは夜のニュースと「とと姉ちゃん」を録画予約。

 このデッキにはチューナーが3つ搭載されていて、同時に3つの番組が録画できるんですね。驚くほどのことではないのかもしれませんが、私は驚きました。世の中、凄いことになってるんだなぁ。

 西秋生さんという作家をご存知でしょうか。
 プロとしての活動時期は森下とほぼ一致。〈奇想天外〉や〈SFアドベンチャー〉誌に個性的な幻想小説を発表しておられた。同人誌〈風の翼〉を主催。著書に『ハイカラ神戸幻視行』(神戸新聞総合出版センター、2009)。眉村卓さんの「チャチャヤング」や筒井康隆さんの〈ネオ・ヌル〉でも活躍された方です。

 昨年9月に61歳で亡くなられたのですが、この度、西さんをよく知る方々の手で彼の作品集『無限小説集――神楽坂隧道』が刊行されました。西さんの小説9、エッセイ1に加え、眉村卓・高井信・かんべむさし・江坂遊・井上雅彦・堀晃・大町聡の各氏と森下の追悼文が収録されています。
 詳しくは刊行委員のお1人深田亨さんのブログをご覧ください。このブログからオン・デマンド方式での注文もできます(消費税・送料込みで1000円)。

 稲垣足穂や内田百閒が好きな人には、きっと気に入ってもらえるはず。早すぎた死を惜しみます。