夕方、空模様を気にしながら自転車で西荻へ。
南口の古書店、盛林堂書房に西秋生さんの『ハイカラ神戸幻視行 紀行篇 夢の名残り』(神戸新聞総合出版センター)が入荷したことを、高井信さんのブログや北原尚彦さんのツイッターで知ったので、一刻も早く入手したくて。
我が家から西荻へは、国分寺崖線、東八道路、玉川上水、井之頭線を越えて片道30分あまり。でも、行きは初めての道だったので40分近くかかりました。
到着して入店。店頭にはくだんの本がなさそうだったので、奥にいた盛林堂さんに「ありますか?」と聞くと、裏の方から出して来てくれました。
その時、同時に、西さんの作品集『神楽坂隧道』も持って来て、「お持ちですか?」と聞かれたので、「それに、私、原稿書いています」。
で、私の正体が判明して、「初めから言ってくれればよかったのに」と苦笑されました。
盛林堂さんとは、古典SF研関連で何度かお会いしているんですよね。でも、なかなか顔は覚えられないものです。
しばし、森下雨村のことなどを話して出店。帰途につきました。
西さんの神戸本は2009年の『ハイカラ神戸幻視行 コスモポリタンと美少女の都へ』に続く、神戸ガイド。亡くなられて1年目の刊行となりました。この2冊、個人的には、神戸歩きに必携。