惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

てっぺん

2018-12-08 21:05:55 | 日記

 庭のモチノキの剪定をしています。その前はカナメモチの剪定。

 どちらも高さは4メートルぐらいでしょうか。2階の窓あたりに届く高さ。
 そのてっぺんに上って枝を切るのが気持ちいいんですよねぇ。大変だけど。この感覚をどう言えばいいんだろう?

 何かを独占している気分?
 もちろん、ものを独占するのではない。空間的な位置の問題。
 自分ひとりが特別な場所にいて、周囲すべてを独占しているような。

 こういう気持ちの良さを味わうと、木登りというジャンルについて思いを巡らせてしまいます。

 小説でいえば、イタロ・カルヴィーノ『木のぼり男爵』、イーデス・ハンソン『花の木登り協会』がすぐに思い浮かびます。上田早夕里さんの『薫香のカナピウム』も木登り小説に数えてもいいはず。
 ロバート・F・ヤングにも巨大な木に登る短編がありましたね。「妖精の棲む樹」でいいのかな。

 映画ではこの手のものはないんでしょうか。ちょっと思い当たりませんが、木登りの爽快さと孤独感をテーマにすれば面白いものが出来そうな気がします。

 ともあれ。木のてっぺんは気持ちがいい。剪定仕事のいちばんの醍醐味かもしれません。