惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

風呂焚き

2019-11-18 20:58:19 | 日記

 このところNHKの朝ドラを観るようになり、今は「スカーレット」と「おしん」の2本を月~土で観ています。変われば変わるものだと、自分にあきれたり。
 昔はテレビドラマなんか、よほどのこと(クドカンのシナリオとか)がない限り、観る気がしませんでした。「電気紙芝居」という感じが消えず、カット割りも演出もセリフもナレーションも好きではなかった。

 なぜ、観るようになったのか。
 いや、その話はまたにしましょう。今日は「スカーレット」に何度も登場する五右衛門風呂の釜焚きについて。

 小さい頃、家の風呂を沸かすのは私の担当でした。
 たぶん、小学校に入った頃から、中学入学までの間だったと思うのですが、毎晩、毎晩、私は風呂を沸かしました。
家族が野良仕事から帰って来る頃には、沸いていなければならないので、あまり遊びほうけていると、間に合わなくなります。遊びに夢中で遅くなり、必死の思いで帰宅するのもしょっちゅうでした。その時の、懸命な気持ちが、今でも、たまに蘇るのです。
 遅くなってしまった、まずいぞ、早く早く帰らなければ!

 よく学校のテストのことを夢に見るという人がいますが、私にとっては、こちらの方が切実だったのか、試験よりも風呂焚きの思い出の方があせった気分になります。もう60年も経つんですけどねえ。