ウクライナの首都の名称をロシア語にちなむ「キエフ」からウクライナ語による「キーウ」に変更することを、政府は決めたそうです。「グルジア」という国名を「ジョージア」に変えたのと同様ですね。
それはそれでいいのですが、たとえばムソルグスキーの『展覧会の絵』のフィナーレを飾る「キエフの大門」という曲の名称はどうなるのか?
たぶん「キエフの大門」のままではないかと、私は思います。
ムソルグスキーはロシア語で曲名を決めているし、文化的継続性という点からも、これまでずっと「キエフの大門」で通ってきたものを急に変更するのは無理がありそう。
ただし「キエフはロシア語でキーウのこと」といった注釈はつくようになるかもしれませんね。
昨夜の雨と、日中の北風のせいで、桜は少し散ってしまいました。
野川の岸を歩くと、雨水のたまった一時的な池のまわりを縁どるように桜の花びらが密集していました。
水面全体に散ったのが、風で吹き散らされ、外がわに集まったのでしょうね。
立体視すると、開けた水面に映る桜の木が水の深いところに生えているように見えます。どうぞお試しを。