惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

ドローン部隊

2022-04-02 21:15:34 | ニュース

 朝から雨。はじめは小雨が時折りぱらつく程度だったのが、だんだん本格的な雨になりました。
 気温も低く、日中は8℃をようやく越えるぐらい。家で、野球のロッテ戦の経過を追ったり、競馬中継を見たりしながら仕事の本を読んでいました。大阪杯はまったく予想外の結果でしたね~。

 ウクライナの首都キーウ周辺からロシア軍が敗走したとのことで、BBCのジェレミー・ボウエン中東編集長が奪還直後の地域から伝えたレポートを見ました。

 ひどいありさまです。ロシア軍が民間人を容赦なく殺害した様子が見てとれます。
 中でも目を引いたのは、ウクライナのドローン部隊が偵察ドローンで撮影した映像。レポートにはドローン部隊隊員の証言もあります。

 ウクライナ、ロシア、双方が戦場でドローンを使用しているのですね。
 ウクライナのドローン部隊は「エアロロズヴィドカ(Aerorozvidka)」という名称のようです。

 カラパイアこの記事(〈ガーディアン〉誌の情報を紹介したものらしい)によれば、この部隊はもともと、2014年のロシアによるクリミア半島併合、ドンバス地方での内戦勃発をきっかけに民間人によって創設されたグループだったとか。そして今や軍事衝突の現場ではなくてはならない存在になっているようです。

 今回、ドローンによる戦争を初めて目にしました。先端技術はすぐに戦闘にも応用されるのだと実感。なんとも複雑な気分です。


片栗

2022-04-02 21:15:34 | 草花

 カニ山にある市の野草園では、園から少し離れたハケの斜面でカタクリを栽培しています。
 今年は例年より花の時期が遅く、今頃になって咲いているのですが、数は多くない。ポツリポツリと咲くためでしょうか。

 ちょっと情けない写真になってしまいました。フェンス越しなのでそばに寄れないせいもあります。

 ユリ科の多年草。日本、朝鮮半島など北東アジアの限られた土地に自生しています。
 鱗茎にはデンプンが多く含まれ、これを精製したものが片栗粉ですね。今はジャガイモなどからとっているようですが、本物の片栗粉を食べられるところはあるのでしょうか。お菓子は美味しそう。

 〈小説推理〉5月号が発売中です。担当のSFレビューで次の3作を取り上げています――

  • 林譲治『大日本帝国の銀河〈1~5〉』(ハヤカワ文庫JA)
  • チャーリー・ジェーン・アンダーズ『永遠の真夜中の都市』(市田泉訳、創元海外SF叢書)
  • M・ジョン・ハリスン『ヴィリコニウム』(大和田始訳、アトリエサード)

 林譲治さんの『大日本帝国の銀河』は、劉慈欣『三体』と読み比べることで、宇宙文明の性質はどのようなものになるかという問題を考えてみたくなります。

 この書評は双葉社のウェブサイト「CoLoRFuL」で読むことかできます。
 同サイトの北上次郎さんのページでは、私がとりあげなかったクリスティーナ・スウィーニー=ビアード『男たちを知らない女』(大谷真弓訳、ハヤカワ文庫SF)についても触れられています。