惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

五位鷺

2008-05-31 20:39:08 | 野鳥
 冷たい雨の一日。
 散歩の時、ついつい手袋をしてしまいましたよ。参るなあ。

 それにしても、ゴム長で1万歩あるくと疲れます。いつもの倍近く歩いたような感じ。

Goisagi0805  今日の写真は、数日前に撮ったゴイサギです。
 昨日のホシゴイが成鳥になると、こういうふうに。羽の灰色の部分はやや青みがかっていたりもします。

 名前の「五位」が天皇から与えられた官位であることは、よく知られているでしょうね。
 平安中期、醍醐天皇に「あの鳥を捕まえてまいれ」と言われ、従者が召し捕りにゆくと、逃げずに大人しく捕まった。「勅命に従うとは神妙なり」ということで、五位を賜ったとか。

 でも、「五位」というのはどれくらいの地位なのでしょうか。
 よくわからないのですが、貴族とは五位以上を指すということのようですので、結構、高い身分かも。


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2 コメント

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芥川龍之介の小説に出てくる主人公、芋粥がめった... (ガリオン)
2008-05-31 22:49:04
芥川龍之介の小説に出てくる主人公、芋粥がめったに食べられない(ちょっと情けない)主人公が「五位」だったような。今で言うと「木っ端公務員」ですか。
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 あ、そうでした。 (森下一仁)
2008-06-01 20:53:05
 あ、そうでした。
 芥川の本を引っ張り出してみると「芋粥」の主人公は、「摂政藤原基経に仕へてゐる侍の中に、某と云ふ五位があった」と書かれた男で、「余程以前から、同じやうな色の褪めた水干に、同じやうな萎々した烏帽子をかけて、同じやうな役目を、飽きずに、毎日、繰り返してゐる」と描写されていました。
 まあ、ゴイサギもそれくらいの鳥ではありましょうね。いや、鳥はこんなことには無頓着でしょうが。
 ご教示、ありがとうございました>ガリオン様。
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