「ベストSF2008」、昨夜届いた椋野直樹さんの投票が最後でした。全部で9人が投票。
椋野さん、ありがとうございました。
椋野さん、ありがとうございました。
夕方、書原つつじヶ丘店へ行くと、SFのコーナーにジョン・スラデック『蒸気駆動の少年』がドドーンと平積みになっているのでびっくり。
増刷になったのか?! と思って奥付を見ると、初刷のまま。『SFが読みたい! 2009年版』の海外部門で2位になったので、オビだけ付け替えたみたいですね。
それにしても7~8冊は積んであったなあ。河出書房が強気で配本したのか。それとも、店長が強力にプッシュしているのか。いずれにしても売れると嬉しい。
棚には福音館の〈ボクラノSF〉、第1回配本分が3冊並んでいました。
全部買い占めると気の毒なので、№01のジョン・ウィンダム『海竜めざめる』だけを購入しましたが、№02『秒読み』はセレクションが素晴らしい。「到着」に始まり、「睡魔のいる夏」「遠い座敷」と並ぶ作品集から筒井康隆を読み始める中学生は何と幸せだろう。
№03フレドリック・ブラウン『闘技場』は予想どおり、島田虎之介のイラストが面白い! 『海竜めざめる』の長新太のイラストもチャーミングです。
ウィンダムもブラウンも翻訳は「星新一」となっていますが、「訳文味わいを損ねない範囲で、最小限の改訂をほどこしました」との断り書きがあります。
出足はどうなんだろう?
考えてみれば、自分がSFを読み始めたのは、小学生の頃に図書館で子供向けの叢書から入ったんですよね。
なので、こういった子供向けの企画が発動されるのは喜ばしいです。「トリフィドの日」も子供向けの叢書で昔読んだのです。
ぜひ、お読みになって下さい。
ボクラノSFシリーズの『海竜めざめる』の長新太さんの挿絵は、1966年に斎藤伯好さんの訳で岩崎書店から出ていた『深海の宇宙怪物』(SFこども図書館3)の挿絵をそのまま使っているんです。
そうだったんですか。
よく考えてみれば長さんはすでに亡くなられているので、新たなイラストが描かれるわけもないんですね。
ご教示、どうもありがとうございました。