朝は雨。昼前にはあがって、午後からは快晴という、一日で大きく変化するお天気でした。
おかげで夜の中秋の名月はよく見えています。
庭のプランターでブロッコリーを育てているのですが、朝、葉っぱを見ると、へりに水滴がたくさんついていました。
出水(しゅっすい)または溢泌(いっぴつ/いっぴ)と呼ばれる現象で、葉脈の末端に開いた穴(水孔といいます)から水が押し出されているのです。
せっかく根から道管(昔は「導管」と表記したように思いますが、今、植物学ではこうなっています)で吸い上げたのに、溢れださせるのはもったいないと思いますが、今朝のように湿度が高いとこういうことも起こるようです。
日本植物生理学会の「植物Q&A」によると、「植物にとって貴重な栄養素をそのまま捨ててしまうのはもったいないので、〈水孔〉周辺の細胞には、溢泌液の中からもう一度必要な栄養を植物体内に取り戻す仕組みが存在することが分かってきました」とのことです。みすみす無駄にはしないんですよね~。
〈小説推理〉11月号発売中です。担当のSFレビューで次の3作を取り上げています――
- 林譲治『星系出雲の兵站―遠征―〈1~5〉』(ハヤカワ文庫JA)
- 菅浩江『歓喜の歌 博物館惑星Ⅲ』(早川書房)
- メアリ・ロビネット・コワル『宇宙(そら)へ〈上・下〉』(酒井昭伸訳、ハヤカワ文庫SF)
『星系出雲の兵站―遠征―』は、昨年の『星系出雲の兵站』の続編というか、そのまま連続してひとつの物語となる大作。エイリアンとの遭遇を描いた傑作宇宙SFです。
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