朝刊で赤瀬川原平さんの訃報を見て驚愕しました。昨日、町田で展覧会を観たばかりなのに……。
伏せっておられることは知っていました。でも、また元気になられるものと信じていたのです。
なんとも残念としか言いようがありません。亡くなられたことを知らずに展覧会を楽しめたのが、赤瀬川さんからの最後のプレゼントだったと思いたい。
今日は健康診断。朝食抜きで近所のクリニックへ出かけました。
その途中、ハケ(国分寺崖線)のすぐ上にあるアパートの入口脇に、青いアサガオがたくさん咲いている木がありました。いや、木の枝にアサガオが咲いているのではなくて、伸びた蔓が木を覆いつくしているだということは、わかっています。でも、凄い。
たぶん「ヘブンリーブルー」という種類の西洋アサガオ。夏の終わりから、11月頃までたくさん花をつけます。
緑のカーテンにしているお宅は多いのですが、ここは変わっていますねえ。隠されている木の種類はわかりませんが、日光を遮られてかなりのダメージを受けているはず。来年は木に這わせないように育てた方がいいと思いますよ。
〈小説推理〉11月号が発売になりました。担当しているSFレビュー、今月は次の2作を取り上げました――
- キム・スタンリー・ロビンスン『2312―太陽系動乱―〈上・下〉』(金子浩訳、創元SF文庫)
- 大森望責任編集『NOVA+バベル』(河出文庫)
『NOVA+バベル』は〈書き下ろし日本SFコレクション〉の第2期開幕弾。宮部みゆき、月村了衛など錚々たる顔ぶれ8人が並んでいます。
中でも酉島伝法「奏で手のヌフレツン」が凄い。「皆勤の徒」と同様、漢字による造語を駆使した「生態学的有機宇宙SF」(今思いついたキャッチフレーズです)で、読めば読むほどにイメージが膨らみ、描かれた世界への興味が湧いてきます。
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