惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

書原の秘密

2007-03-23 21:19:25 | 本と雑誌
 夕方、つつじヶ丘まで歩いて100円ショップで新しいデジタルカメラ用にソフトケースを買う。
S100703  カメラ用に売っているわけではありませんが、色々な種類、サイズのケースがあります。あれこれ探しているうちにいいのが見つかりました。大きさも色も合っているし、なぜかストラップを通すことのできる穴も丁度のところに開いています。本来は化粧品のポーチとして作られたのかもしれない。
 メーカー純正の専用ケースもカメラ店で売られているのですが、絶対こちらがいいですよね~。

 その後、すぐ近くの書店「書原」つつじヶ丘店に寄ると、入ってすぐの平台に『書店ほどたのしい商売はない』(日本エディタースクール出版部)という本が積んでありました。「書原」社長の上村卓夫さんが本屋商売について語ったもの。ちょっと立ち読みして、おもしろそうだったので買って帰りました。

 どんなところが気に入ったかというと、たまたま開いたページのこんな発言――

 うちの課題は女性層で、若い店長の目利きと腕に掛かっています。けれど、いろんな書店がやっているように、すぐさま児童書や教育書、絵本や参考書に飛びつき、絨毯を敷き、椅子を置いても意味がない。品揃えで勝負するしかないわけです。
 たとえば、架空社やのら書店、太郎次郎社、あるいは築地書館や地球丸等、ユニークな出版社があります。こういった出版社の新刊はもちろん、眠っている既刊を拾い上げてみる。したたかな作業が不可欠になります。
 架空社なんて知らないぞ。今度、書原の絵本の棚を探してみよう。
 ともかく、あの本屋のユニークな棚はどうやって出来ているのかということがわかりそうです。じっくり読まなくては。

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4 コメント

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面白い本屋さんとは何時行っても、何処にも置いて... (江口淳 出版販売アドバイザー 元芳林堂)
2007-03-25 15:32:43
面白い本屋さんとは何時行っても、何処にも置いてない本や出版社(或いは本の関連の雑貨までも)置いてある悪場所、それがリアル本屋の愉しさだと思います その事を書店オーナ自ら表現しているのはヴィレッジ・ヴァンガードの菊地君「菊地君の本屋」永江朗(アルメディア刊)位です P144に私も登場してます 古いものでは「ぼくは本屋のおやじさん」早川義夫(晶文社)此処ではP93 是非御笑覧下さい
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 面白い本屋さんのこと、同感です。それにしても... (森下一仁)
2007-03-25 21:31:38
 面白い本屋さんのこと、同感です。それにしても「悪場所」とは……。欲望を掻き立て、財布の紐を緩ませるという意味では、まさにその通りですね。
 お教えくださった本、探してみます。
 どうもありがとうございました。
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ヴィレッジバンガードを悪場所とは良く言ったもの... (ざんぶろんぞ)
2007-03-26 01:37:05
ヴィレッジバンガードを悪場所とは良く言ったものです、あそこは「時間を喰う場所」でもありついつい長居してしまいます、そして何故か妙な本を手にとっています、、困ったもんだ(笑)
最近は古本屋を巡っているのであまり行きませんが、怪しい方面の本を眺めているだけでも気が付けば一時間ほど過ぎていたりするので困るのです。

デジカメは便利なのですが「此処一番!」には愛器のニコンF5に頼ってしまいます、、使いこなせていないので細かなところはマニュアルを読みながらになりますが、、、、
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 面白い本屋は本当に時間を食いますね。ナンギな... (森下一仁)
2007-03-26 20:47:02
 面白い本屋は本当に時間を食いますね。ナンギな快楽です。
 F5、超名機ですね。うらやましい。950の黒いボディに赤いラインが入っているところは、少しだけ似ているんですが、内容が全然ちがう。
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