翡翠日和

　昨夜は上野広小路亭にて立川三四楼くんの「らくご道」第１回口演。「岸柳島」「大工調べ」など古典３席と画用紙落語。シークレットゲストの飛び入りもあり、にぎやかなことでした。
　前座で修行中なので、まだまだ一般の方のお耳に触れる機会はないかと思いますが、どこかで名前を耳にした際には応援してやって下さい。早く、絵よりも落語が上手くなって欲しい。

　ちょうど同じ時間にＮＨＫラジオ第１の「今夜も大入り！渋谷極楽亭」には横田順彌さんがゲスト出演。横田さんのハチャハチャに感銘を受けて落語の道に進んだという席亭の林家彦いちさんが大喜びで、横田さんの素晴らしさについて熱弁をふるっていました。
　こちらは後で録音を聞いたのですが、横田さんのハチャハチャに触発されたという新作落語もおもしろかった。早く三四楼くんにもこのような新作を語ってもらいたいものです。

　今朝は夜明け頃からでしょうか、激しい雨が降り、寝ていても目が覚めるほど。

　その雨もお昼過ぎにはやんだので、新しいデジカメＳ10を持って野川のほとりまで。
　運よく、濁った水面を見つめるカワセミの姿があちこちの木の枝に。こういう条件の日は、漁に好都合なのでしょうね。
　高倍率のレンズを搭載したデジカメが欲しかった理由のひとつが、カワセミの撮影にあったので心が躍りました。

　夢中でシャッターを切っていると、いつの間にか知らないオジさんがモニターを覗いて、「きれいに撮れるねえ」。
　カメラに詳しいらしく、レンズの焦点距離とかメーカーとか値段とかを訊いてきます。そして、「よくまあこんなコンパクトなもので、それだけの性能が」と感心しきり。
　「買ったばかりで、今日はまだ試しなんですよ」と謙遜して答えつつも、内心はとても得意でした。Ｓ10、正解かな。