惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

青少年文芸

2012-12-02 21:19:40 | 本と雑誌
 ――などというジャンルが成立するのか、どうか。
 ちょっと必要があって、若い人向けの小説が雑誌メディアでどのように流通しているか、書店で眺めてみました。

 でも、その手の専門誌なんてのはないですよね。
 アニメやゲームの雑誌はある。コミック雑誌もある。でも、文芸誌は……。

 昔のことを考えてみると、女性向けのそういう雑誌はあったように思います。〈女学生の友〉とか〈叙情文芸 灯(ともしび)〉とか。
 ただ、男性向けはなかったかな。私の場合、〈SFマガジン〉しか眼中になかったしなあ。ずっと昔なら〈冒険世界〉とか〈新青年〉とか〈少年倶楽部〉とか〈少年少女譚海〉とかがそうだったといえるかも。

 現在でも〈電撃文庫magazine〉や〈Newtype〉には、少し小説が載っています。ラノベやアニメ系列。
 それとホラー/怪談系の雑誌があります。〈ナイトランド〉、〈幽〉、〈冥〉など。
 このあたりは若い読者が多いかと思われます。

 しかし、今、気にしている読者層向けの小説は、もしかしたら、ネットで流通している量の方が多いかもしれません。アマチュア、セミプロ、プロ入り乱れて、無料公開したり、各種オーディション入選作として披露されたり、有料コンテンツとして売られていたり。
 近いうちにこちらの方が主力となり、若い人向けの小説に関しては、プロアマの垣根がほとんどなくなってしまうかもしれないという気がしてきました。で、そうなると客観的な編集作業が介在しているかどうかが、受け手にとっては重要な要素になりますよねぇ。


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