惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

砂糖の価格

2015-11-23 20:52:23 | 社会・経済

 今日はオーディオセットのプリメインアンプを新しいものに取り換えました(新旧どちらもマランツ製)。
 古いのは購入して10年あまりだと思うのですが、左チャンネルの音がひずみ聞き苦しくなっていました。
 新しくすると、当然のことながら、症状は消え、クリアな音声。気持ちよく音楽や落語やラジオ放送を聞くことができます。

 日記を書かなかった20日(金)は、故・小松左京さん関係の集まりに参加(といっても今回は3人こっきりでしたが)。あれこれ興味深い話になりましたが、話題の中に「TPPで砂糖はどうなったのか?」というのがありました。交渉に入る前は大問題のひとつとされていたのに、今回、決着した際には耳にした覚えがありません。

 帰宅して調べてみると〈宮古毎日新聞〉のこの記事(10月7日付)が目に留まりました。現在の砂糖価格を支えている「糖価調整制度」が維持されることになったので、国内農家への影響はほとんどないというものです。
 それはそれで良かったのですが、これまで砂糖の国内価格がどのように決められているのかまったく知らなかったので、農家がサトウキビを工場に売る価格はトン当たり約5000円。他に交付金が1万6420円という記述に驚きました。農家のサトウキビ収入の4分の3以上が調整制度による交付金だというのです。

 では、消費価格はどうなっているのか?

 糖価調整を担っている独立行政法人農畜産業振興機構のこのページ(PDF)でよくわかります。6割をしめる輸入糖は調整に充てる金額を上乗せして値段を上げ、国産糖は価格を下げることで価格差をなくしているのですね。

 糖価調整制度は関税ではない(国内業者が負担)ということで、維持できたのでしょうか。ま、米国などにも同様の制度があるというので交渉がやりやすかったのかもしれません。勉強になりました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿