惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

金瘡小草

2010-04-17 21:23:58 | 草花
 朝、起きたら雪が積もっていたので、びっくり。
 柔らかい地面や屋根などにシャーベット状のベトベト雪が0.5センチほど。道路や植え込みの上などには積もっていませんでした。

 我が家は多摩地区南部なのですが、都心でも積雪が見られたそうで、41年振りの椿事とか。
 いつもより1時間近くも寝坊したのはこのせいかと、都合よく解釈しました。

Kiranso1004 今日のステレオグラムはキランソウ。花をアップにしましたが、大きさは1センチぐらい。地面に貼りつくように葉を広げ、花をつけています。前回のカキドオシに似て唇状の花をしていますが、これは虫がとまりやすく、しかも花粉を体につけやすい形なのです。
 別名「地獄の釜の蓋」。

 別名の方はなんとなくイメージが湧きますが、キランソウという名の意味も由来も、漢字でなぜ「金色のできものの小さな草」と書くのかもわかっていないそうです。
 誰が、どういうつもりで名づけたのでしょうか。


垣通し

2010-04-15 21:27:48 | 草花
 小雨降る寒い一日。

Kakidoshi1004 家から出ず、真面目に(?)仕事に励んでいましたが、ステレオグラムは先日撮った野草カキドオシを。
 茎を長く伸ばして垣根を通り抜けてしまうところからついた名前だそうです。シソ科カキドオシ属の多年草。今、道端で花をつけています。

 昔、子どもの「癇」をとるのに使ったことから「癇取り草」ともいうそうです。
 最近、子どもが癇症だなどという話を聞きませんが、そんな「病気」はなくなったのでしょうかねえ。

 食べることもできるそうです。生のままサラダやジュースに。塩茹でして油炒めやあえものにするとか。美味しい?


耐震橋

2010-04-12 20:23:03 | うんちく・小ネタ
 近所の野川にかかる橋が、最近、耐震工事を終えました。
Bridge1004 橋をくぐる散歩道を通ると、取り付け部分が写真のようになっています(ステレオグラムになっています。交差法でご覧ください)。

 橋げた(上の青い部分)と基礎とを固定せず、可動式の巨大な留め金でくっつけた、ということでしょうか。揺れても、橋げたは独立しているので、落ちないし、破損しにくいのかもしれません。
 正確にはどういう効果なのでしょう?

 せっかく立派な工事をしたのだから、説明のプレートがあると良いのにと思いました。


井上ひさしさん

2010-04-11 21:00:20 | ひと
 井上ひさしさん逝く。享年75。

 最初にお名前を知ったのは、テレビの連続人形劇「ひょっこりひょうたん島」の脚本家として。中学生の頃、これを見たくて必死で家に帰った思い出があります。汽車通だったので、大変だったのです。
 私が大学に入った頃には、舞台劇の脚本家として活躍され、『日本人のへそ』や『表裏源内蛙合戦』は戯曲としてはよく売れてたのではなかったでしょうか。

 最初の小説『ブンとフン』は、朝日ソノラマの石井進さんが口説き落として書かせたものだと聞きました。あれがなければ、もしかしたら小説家としての仕事はずっと遅れていたかもしれません。
 『吉里吉里人』で日本SF大賞受賞。日本の小説の幅をぐんと広げてくれました。また『私家版日本語文法』などの、楽しくてためになるエッセイ集も忘れられません。

 井上さんのユーモアと批判精神にはずいぶん助けられてきたように思います。ご冥福をお祈りします。


チューリップ

2010-04-10 20:37:54 | インポート
 やっと春らしい暖かさ。
 つい土いじりがしたくなって、ニラの植え替えをしたり、ニンニクのアブラムシ退治にアルミホイルを根元に敷いてみたり。あれこれ、植物が成長するのは嬉しいものです。

Tulip1004

 今日のステレオグラムはチューリップ。
 いつもは野草専門ですが、可愛く並んで咲いていたのでつい心が動きました。稲城中央公園にて撮影。

 チューリップって和名がないんですね。つけるとしたら、どんなのがいいでしょうか。ユリ科の植物だから、和蘭百合? 形から、湯呑花?