惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

半鐘蔓

2013-05-24 20:32:31 | 草花
 今日も気持ちよく晴れました。五月晴れといっていいのかな。

 ひと月あまり前に植えたスイカに、今日、初めて雌花がつきました。人工授粉してみましたが、うまくゆけば40日後には食べられるようになります。
 トマトもその頃には赤く熟れ始めているはず。楽しみです。

Hanshouzuru1305 今日も長沼公園で撮った写真を。

 ハンショウヅルです。キンポウゲ科の蔓性低木。
 花弁のように見えているのは萼片で、長さ3センチぐらい(花弁はありません)。
 ぽったりと分厚く、どこか作りものめいていますね。学芸会のお飾りで見かけそう。

 名前の由来はわかりやすい。別名ツリガネカズラ(釣鐘葛)で、こちらも明々白々。


丘立浪草

2013-05-23 20:31:43 | 草花
 今日も晴れて、初夏の陽気。
 原稿が一段落したので、午後、足を伸ばし八王子市の都立長沼公園まで出かけました。今年は初めて。

 この公園は森も谷も深く、メインロードである霧降の道を登ってゆくと、深山幽谷を訪ねる趣きがあります。しかし、頂上に出るとすぐ南側にはニュータウンの住宅街が広がり、やや興ざめ。
 多摩丘陵は高いところが基盤で、それが侵食されて谷や低地が出来たのですから、こういう地形であっても不思議はないのですが。

Okatatsunamiso1305 写真は道端で見かけたオカタツナミソウ。シソ科タツナミソウ属の多年草です。

 タツナミソウは波が押し寄せるイメージですが、この花、ひとつひとつを眺めると丸山応挙の幽霊のように見えます。
 ウラメシヤ~、ヒュードロドロ……とたくさんの幽霊が出現しました。


空木

2013-05-22 20:35:25 | 自然
 今日は桑の実採り。
 野川の岸に生えている桑の木から、完熟した実を収穫してきました。黒く熟れた実は、触れるとポロリポロリと落ちます。帰宅してシャツを脱ぐと、ズボンとの隙間にも何個かもぐりこんでいました。
 指先は紫色に染まり、石鹸で洗ってもなかなか落ちません。家内がジャムにしてくれてます。食べるのが楽しみ。

Utsugi1305 写真の花はウツギ――だと思います。ユキノシタ科の落葉低木。古い枝は中空になるのでこう呼ばれるとか。

 別名、ウノハナ。
 手元の図鑑には「刈り込みに強いので生垣などに向く」とあります。ということは、あの歌の「卯の花」ですね。匂いはどうだったか? 今度、出会ったら、嗅いでみます。

 昨日の「ヤマブキショウマ」ですが、気になってあれこれ見ていたら「アカショウマ」ではないかという気もしてきました。ヤマブキショウマはもっと高い山地に咲くらしい。
 どちらなのか、もう少し調べてみます。


山吹升麻?

2013-05-21 20:45:51 | 草花
 緑ヶ丘霊園まで出かけ、この前、見かけていたウグイスカグラの赤い実を食べてみました。
 ぷゆぷゆとした食感はイクラのようですが、味は甘く、かすかに酸っぱい。ほのかな味です。

 クサイチゴ(という名の木苺の仲間)も実っていたので、一緒に食べましたが、こちらも実にあっさりした味わい。

 こんなにかすかな甘味でも、昔の子どもたちは喜んでいたんですねえ。なんだかいとおしい。

Yamabukishoma1305 写真は同じ霊園の林の縁に咲いていたヤマブキショウマ。バラ科の多年草。丈が高く、1メートルぐらいあります。
 葉っぱがヤマブキに、花はサラシナショウマに似ているから、こう呼ばれるとか。小さなシラサギがたくさん集まっているようにも見えます。

 追記:むしろアカショウマ(ユキノシタ科)ではないかという気もしてきました。さらに調べなければなりません。


苦菜

2013-05-20 20:38:27 | 草花
 一日、霧雨だったり、もうすこし本格的な降りようだったり。梅雨の走りのようなお天気でした。
 南海上にはながながと梅雨前線が横たわっています。そろそろ北上してくるのかな。

Nigana1305 写真は数日前に撮ったニガナ。キク科の多年草で、この季節、ふつうに見られる雑草のひとつです。
 茎や葉の断面から白い乳液が出て、舐めると苦いそうです。ウサギはこの苦味を好むとか。毒ではないのかしらん。

 学名:Ixeris dentata の「dentata」は歯に関係がありますよねぇ。花びらがウサギの前歯のように見えなくもないから、そういうことなのでしょうか――などとテキトーなことを言ってみましたが、本当はどうなのかな。